2021年3月16日 2021年11月19日
こんにちは!MINACHAYAのミナです。
前回に続き、「約束のネバーランド」15巻の見どころと感想についてご紹介していきます!
前回、農園で手に入れた薬によってクリスの容態が安定し、安堵したエマ達。そしてアジトでエマ達を待っていたミネルヴァ、その正体は死んだと思っていたノーマンでした。
約束のネバーランド14巻
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『約束のネバーランド』14巻【ネタバレ有】ミネルヴァはあの人だった!そして明かされた鬼の正体とは?
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感動の再会を果たすも、ノーマンが言う「鬼の絶滅」に納得がいかないエマ。
ノーマンを説得できるのか?ノーマンは鬼の元を訪れ、一体何をしようとしているのか?
早速15巻を見ていきましょう。
ネタバレ注意です。
目次
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「約束のネバーランド」15巻【ネタバレ有】見どころと感想
同盟と邪血の少女
鬼のアジトへと入って行くノーマンとザジ。
奥から杖をついた巨体の鬼、ギーラン卿が現れる。
ノーマンは手土産にと、ある袋を差し出す。中身は先日潰した量産農園、その上級職員たちの首だ。よろしければ後で召し上がって下さいと言うノーマン。
ギーラン卿は礼を述べると、テーブルへとノーマンを案内。両者は早速本題へと入る。
欲しいのは戦力。差し出せるものは勝利、そして”復讐”の成就だと告げるノーマン。
「700年前 貴家を裏切り陥れ”そのような姿”に堕としめた 王家と現五摂家全ての首の献上をお約束する」
ノーマンのその言葉に見返りを聞くギーラン卿。
ノーマンは、全食用児の解放と、自分たち食用児の自治を認めてほしいと答える。ザワつく鬼達に、あなた方の食料を絶つ意図はないと補足するノーマンは、農園の設備はそのまま渡すこと、そしてラートリー家を好きにして下さいと話す。
生き残るためにも、互いの復讐のためにも、手を組みましょうと契約書を差し出すノーマン。
700年待ち望んだ復讐と勝利ー
ギーラン卿の脳裏に記憶が蘇る。一族もろとも”野良落ち”の刑に処された過去。
手を組むことに承知するも、もし盟約を守れなかったらどうするかと問うギーラン卿。
その時は自分もろとも仲間たちを食らい尽くせばいいと返すノーマン。両者は手を取り合い、共に新たな世界を築くことを誓い合う。
帰り道、心配するザジにこれでいいと返すノーマン。
あの鬼達はあくまで駒。食用児と鬼がぶつかれば、どう頑張ってもこちらにも犠牲が出る。
そこでノーマンが考えたのは鬼同士をぶつける策だ。そして共倒れさせる。ギーラン家はあくまでその駒の一つなのだ。
そしてギーラン卿も嘘つきだと言うノーマン。彼らも自分ら食用児を生かす気など更々ない。かつギーラン卿はノーマンを、グレイス=フィールドから脱走した特上だと目星をつけていた。
僕の脳も卿の狙いの一つ。せいぜい僕を食い殺す夢でも見ておくがいいー
「最後に笑うのは食用児(ぼくたち)だ」
アジトでは、松葉杖をついてリハビリをするドミニクを、子供達が応援していた。
その一方でクリスはまだ目覚めていない。心配そうにクリスの手を握るエマに、じきに目覚めるよと声をかけるレイ。
エマは、ずっと考えていた。
バーバラもシスロもヴィンセントも、みんなすごく楽しくていい人達だ。しかし彼らの鬼へ抱く果てのない憎しみ、その憎しみの深さに怖さを感じていたエマ。
「敵はみんな同じ」だなんてそんなのおかしい。ムジカや町で見た鬼の子供達をエマは思い返す。でもやられた当事者にはそんなこと関係ないと返すレイ。
受けた苦しみは紛れもない、「憎むな」なんて言えることじゃない。憎しみ出したら止まらなくてどんどん膨れ上がって、どうしようもない憎しみの連鎖が生まれる。
「これが「戦争」ってヤツなんだろうな」
始まる理由は様々だが、殺し合って憎んでまた殺してー、だからなくならない。人間同士ですら何千年と繰り返して来たんだと話すレイ。
“だけど私はー”
エマが何かを言いかけた瞬間、ノーマンがアジトに帰還する。ノーマンの元へと走り、話があると伝える2人。
話をする前に、ノーマンが言う「誰一人失わず鬼を滅ぼす」とはどんな策なのかをレイが尋ねる。しかしだいたいは予想がついていたレイ。
「”内乱”か?」
そう問うレイに対し、話が早くていいねとノーマンは笑う。
鬼同士で潰し合いをさせると話すノーマン。
王家と五摂家が全農園を管理・運営し、人肉の供給ひいては鬼達の社会バランスを握り支配して、絶大な富と権力を誇っている。五摂家は王家に次ぎ権力を持っている5つの貴族だ。
そんな王家・五摂家と年々広がる格差に不満を持つ鬼達も中にはいる。そいつらを使うと言うノーマン。
それが元貴族のギーラン家だ。
700年前、王家と現五摂家の策謀であらぬ罪をきせられ、とり潰された旧名門の一族。人肉を許可されない身分に堕とされ、歴史的には退化し野良鬼と化して潰(つい)えたことになっているが、隠れて長い間、復讐の機会を狙っていたのだ。
農園や市井から盗難した肉を食いつなぎ、ギリギリ人型の姿と知性を保っていたと言うノーマン。
復讐が叶うまでは自分達に手を出してこない。かつその時まで手を出せない”もう一つの事情”が彼らにはあると言う。
上手くやれば食用児は誰も死なない。それに化かし合いなら自分は負けない。必ず無血で食用児が勝つ。そう宣言するノーマン。
王と貴族が全てを握っている鬼の社会。そこを潰せば一気に崩れる。王、貴族、社会、農園すべてを壊せば、人を食べられなくなった鬼は退化、そして絶滅していく。それがノーマンの策略だ。
頭の中で情報を整理したエマは、そうじゃない鬼もいることをノーマンに伝える。ソンジュとムジカのことだ。
人を食べなくても退化せず、新たに食べた物の影響も受けない。そんな鬼達がたくさんいて人を食べたがっていたら、ノーマンの作戦は土台からダメになってしまう。
だから一応聞いておきたかったと話すエマとレイだったが、ノーマンの顔つきが一瞬にして変わる。
なぜ2人がそれを知っているのかと問うノーマン。
「”邪血の少女”はまだ生きていたのか」
生年も出身も不明。記録上で初めて存在が確認されたのは700年前。”約束”以後、農園のシステムが確立する前だ。彼女は初め飢餓の村へ現れた救世主だったと話すノーマン。
自身のわずかな血のみでその力を他者に伝染させることができた。足や腕、まして脳を食べさせる必要もない。たったひと口、彼女の血を飲むだけで、その鬼は彼女と同じ体質を手にできた。
つまり人を食べなくて大丈夫な体になれたのだ。
その後、彼女の力を分け合い、その村周辺の集落は飢えを脱し全滅を免れた。やがてその噂は王や貴族の耳にも入り、調査が行われる。
民の飢えを何とかできる。農園の今後にも役立てれるかもしれない。
そして王家・五摂家は彼女ら全員を捕らえ、その血を持つ全員を食い殺した。
彼女の血を恐れたからだ。
しかし彼女、ムジカは記録では食べられて死んだと記されていたが、逃げのびて生きていた。
以上の経緯により、王家と五摂家もムジカ達同様”例外”。
ギーランもその事実を知っており、その意味でも王家と五摂家を殺し食べたがっている。だからこそギーランを王と貴族にぶつけて一掃するのだ。
話を進めるノーマンとレイに、なぜ王家や貴族達はムジカの仲間を食べたのか分からないと尋ねるエマ。
その血を上手く使っていれば、今だって退化に悩む鬼なんかいないはず。人を食べる必要だってなくなるのにー
そう主張するエマに、「邪魔だったから」と返すレイ。
王や貴族にとっては、農園のシステムで人肉の供給を握れている今、いつ誰にどれだけ肉を与えるかで意図的な格差をつくれる。より鬼社会を好きに支配できる。
よって、農園を必要としなくなるムジカ達の力は邪魔でしかない。だから捕らえて殺して独占した。
かつ、そういった己の損得の都合でも”約束”を結んでいたかもと続けるレイ。人間との不戦どうこう以上に、自分達で人肉を管理。統制できる社会の方が色々と都合が良いー
そんなレイの話に驚くエマ。ノーマンはそんなエマに、別に驚くことではないと告げる。
これが世界。
「みんながみんなエマみたいに優しい気持ちで考えるわけじゃないんだよ」
それよりも警戒すべきはソンジュとムジカだと言うノーマン。2人は退化した鬼を人型に戻す力を持っている。自分達の反乱を知りどう動くかー
「探し出して殺さないと」
その言葉に驚くエマとレイ。2人は友達だと言うエマに、彼らも”鬼”なんだよと言い聞かすノーマン。
自分達が鬼を滅ぼすのを2人は黙って見ていると思うのか?
そんなノーマンの問いに、絶滅させなければいいと主張するエマ。
「ノーマン・・・私 鬼を滅ぼしたくない」
ムジカの血だけでなく王や貴族の血があれば、鬼達全員、人を食べなくてもいい体にできる。だったら争う必要なんてない。
そう言い張るエマに、必要がなくても食べたければ襲ってくると返すノーマン。エマは人間の世界へ逃げようと提案するも、人間の世界が安全かつ受け入れてもらえるかわからないとノーマンは言う。
何もかも選びとれるほど世界は甘くない。
「断言する 鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来はない」
当時者
ノーマン、まさかの鬼サイドと同盟を組みましたね。しかも契約は建前で、お互い約束を守る気一切なし笑 しかし鬼社会の中でも派閥?みたいのがあるんですね。
そしてレイが言った「やられた当事者はそんなこと関係ない」はごもっともですよね。例え負の連鎖になろうと、鬼から酷く扱われてきたバーバラ達は鬼に報復したい気持ちでいっぱいでしょうね。
支配するため
人を食べなくても人の姿を保ってられるムジカは超特異体質の鬼だったんですね!そしてムジカが血を分け与え、人を食べなくても生きていけるようになった鬼たち。
それを王家や貴族が食べてしまった。自分たちが鬼社会を今まで通り好きに支配できるように。
己の保身のため、そして自分の私利私欲のため。なんだか私たちの世界でも似たようなことがありますよね。
後には退かない
「ノーマンは正しい。でもそれは全部確率の正しさでしょ!」
ノーマンの言葉に言い返すエマ。
敵だからといって根絶やしにして、罪のない子供達まで殺戮する。それが正しいなんてどうしても思えない。殺さなくてもいい道だってちゃんとある。
人間の世界だって安全で受け入れてもらえるか分からないけど、0ではない。危険でもわずかでも双方死なずに生き残る方法があるのなら、その道に賭けて進もうよと話すエマ。
鬼を滅ぼしたくない。少なくともー
「友達を殺さなきゃ生きられない未来なら 私はもうきっと笑えない」
そんなエマの言葉に、あくまで絶滅は避けようと言うのかと尋ねるノーマン。
しかしノーマンは既にギーランと手を結んでいる。今更撤回はできない。エマもそれは承知の上だ。
王と貴族を打倒、そして農園の解放、そこまではいい。でもそこで王達を殺さず、その血でまず人を食べなくていい鬼を増やす。
同時に”七つの壁”を越えて〇〇と”約束”を結び直し、人間の世界へ逃げられる道筋をつける。そして全ての鬼を退化しない体に変えて、全ての農園をなくしたら、全ての食用児で人間の世界へ渡ると話すエマ。
“七つの壁”への行き方もこの一年半で突き止めている。必要なものも集め終わっているから、条件さえ揃えばいつでも行ける状態だ。
本当に行けるのか、行って何があるのか、辿り着けたとしてちゃんと”約束”を結び直せるのか。謎だらけではあるが、自分が行って確かめてくると言い出すエマ。
“約束”を結び直せて、ちゃんと戻って来れたら絶滅を考え直してとノーマンに頼む。
七つの壁の入口は分かっているが、出口は分からない。そしてそこに入った者は基本戻って来られないと言うレイ。
しかしそのくらい自分で背負って確かめてくると言うエマに、何を言っているのかと驚くノーマン。エマはそんなノーマンを抱きしめる。
ノーマンの方がもっと背負ってる。一人で全部神様みたいにー
「ねぇ ノーマン 神様になんかならなくていいんだよ」
エマの言葉に動きが止まるノーマン。
“また”一人で全部背負って遠くへ行っちゃうのやだよ、そんなエマの言葉に心が揺れ動くノーマン。しかしすぐにエマから離れ、自分はどこにも行かないと笑顔で答える。
エマの考えは分かったが、自分の考えも変わらないと告げるノーマン。エマがどうしても絶滅を止めたいのなら、自分が王家・五摂家を殺させる前に戻って来る必要がある。
絶滅を止める確約もしない。エマが戻ったその時初めて考えると伝えるノーマンに、それで十分と答えるエマ。
エマとレイが去った後、自分が進んで出荷されていった時のことを思い返すノーマン。
“レイ エマ 僕は・・・”
ーノーマンは地下へと続く階段をザジと共に下りて行く。
ザジが重い扉を開けると、そこにはシスロとバーバラ、ヴィンセントの姿が。そして巨大な鬼が磔(はりつけ)にされていた。
ここへ来るのは久しぶりだと言うノーマンに、エマ達の話は何だったのかを尋ねるシスロ。
鬼を絶滅させたくないとのことだが、計画に変更はないと言い切るノーマン。そして邪血の少女が生きていたこと、エマ達と友達だということを話し始める。
鬼と友達。その言葉に怒りが隠せないバーバラ。
「鬼ってのはそういうんじゃない・・・!そういうんじゃないだろう・・・!?」
ハウスでの幸せだった生活、突如ラムダへ連れて行かれ実験や投薬を受ける日々。辛い過去がフラッシュバックしたバーバラに発作が起きる。
ヴィンセントの予備の薬を飲み、症状を落ち着かせるバーバラ。
どうやらバーバラだけでなく、ノーマン以外の3人も薬が必要な体らしい。発作の頻度だけでなく症状も悪化し始めていると話すヴィンセント。
物以下、家畜以下、それが当然。これが鬼にとっての食用生物(にんげん)なんだと叫ぶバーバラ。
「奴らさえ・・・鬼さえいなければ・・・!!」
苦しむバーバラの横で、ボスはこっち側だよな?とノーマンに問いかけるシスロ。
「ここまでやったんだ 無論 後には退かないよ」
そう応えるノーマンの後ろには、鬼の首や内臓などが入った瓶がたくさん並べられていたー
ー2047年2月
ノーマンはヴィンセントと共にラムダを崩壊。子供達を解放し、職員の鬼達を縛り上げ拘束していた。
資料に目を通していくノーマン。資料のほとんどが食用児の記録で、鬼のデータは載っていない。
鬼が何を食べ、どう変異しどう再生し、どう退化しどう死ぬのかー
「鬼(きみたち)のデータが全く足りない」
全て自分が始めて自分が手を下した。全部自分が背負うべきこと。
エマもレイも優しい。でも優しいだけでは世界には勝てない。
僕はエマ達もシスロ達も仲間全員を救いたい。そのためならばねー
”僕は神にでも悪魔にでも喜んでなるよ エマ”
みんなに”七つの壁”へ行ってくることを伝えるエマ。
絶滅や根絶やしさせることは確かに確実で正しい。でも悪い鬼だかりだけではなく、普通に暮らしている町の鬼もいる。その中にはもちろん子供や赤ちゃんだっている。
食料を絶ち退化させて、野良鬼にして絶滅させることで、どれだけの恐怖と憎しみを生み出すのかー
そしてムジカやソンジュは友達だ。
エマの話を聞いてハッとする子供達。
しかしこれは自分のワガママだからみんなを巻き込むつもりはなく、自分とレイだけで行くと言うエマ。
ギルダはエマに、つい先日鬼に殺されかけたばかりなのにと訴えるも、でもそれがエマだよなと理解を示すドン。
自分を心配してくれるギルダに、エマは今回はそれだけの理由でなく、もうノーマンに自分を殺させたくないのだと話す。
命を捨てようとはしてないが、自分達のために心を殺して全て背負って片をつけようとしている。
ノーマンの出荷、自分達の脱獄。ノーマンはあれが唯一の正解・成功だと思っているだろうけど、全然成功じゃないと言い切るエマとレイ。
みんな頑張ったしまだ終わってもない。でもー
「私達にとってはノーマンを行かせてしまった時点で あの脱獄は本当の成功じゃないんだよ」
同じ思いを二度もしたくない、させたくない。その意味でも”七つの壁”へ行くと話すエマ。
何が何でも無事に帰って来る。みんなとそう約束し、エマ達は"七つの壁"へと向かう。
心を殺すノーマン
ノーマンが、出荷された時と同じく一人で全てを背負おうとしてることに気づいたエマとレイ。でもノーマンは以前のように本当の心の内は明かしてくれません。
それはもう戻れないところまで来てしまっているからからか、ラダムで出会った仲間達への情からか。
エマの言ってる鬼を滅ぼさせたくないってのも分かるけど、バーバラたちの鬼を根絶させたい気持ちも間違いではないですよね。
"入口"へようこそ
森の中で、エマ達を見送る子供達。
エマとレイは金の水が入った瓶を開け、水面に満月を映し出す。そして自分達の手をナイフで斬り、血を水面へと落とす。そこに吸血樹のヴィダを挿す。
訪れた寺で見た天井絵。全てあの絵の通りの手順だ。
瓶に挿したヴィダが花を咲かすー
「じゃあ行って来ます!」
そう言ってみんなの前から突如姿を消してしまった2人。
エマとレイはある一枚の扉の前に立っていた。扉には文字が刻まれている。
「この先進むと引き返せない 引き返すならこの扉を今すぐこの逆側の面から開けて帰るべし 入口へようこそ」
文字を読み上げるエマ。
ここが”入口”、この先に〇〇がいる。6つの天井絵、その5つ目は真っ黒だった。つまりすんなり”昼と夜”に行けるというわけではなさそうだ。上等だ。
覚悟を決めたエマとレイは扉を開けるー
ー2047年11月
王宮には五摂家が招集されていた。
床に座り込むドッサ卿に、不敬だと注意をするバイヨン卿(当代)。その横では”失踪”中の先代のバイヨン卿、そして陛下の弟・レウウィス大公とも連絡がつかないと心配そうに話すプボ卿の姿が。
うちのルーチェもノウム家のノウス・ノウマ兄妹も行方が知れぬままだと言うドッサ卿。同時期に揃いも揃って、これは果たして偶然なのか。そう続けるドッサ卿の言葉をうるさいから黙れとノウム卿が両断。
イヴェルク公が二人のやり取りを止めると同時に、陛下が現れる。跪く5人。
女王、レグラヴァリマー
今回、女王が五摂家を集めた理由。それは相次ぐ農園の盗難騒動、その事態収拾のためであった。
公には伏せられているが、ラムダもその系列農園も既に複数破壊されている状況だ。かつその手口は完璧。”新手”の盗難賊徒だと言うイヴェルク公。
その賊が奪ったラムダと系列農園の人肉まで食べているならば、もはや下等愚民の知・力ではない。我らに仇なす一大勢力かー
そのドッサ卿の言葉に、賊を見つけて捕らえ討ち尽くすと話す女王。全軍に指示が下り、早急に誅伐隊が組織されていく。
「誅伐じゃ 儀祭(ティファリ)までには片をつけよう」
王宮前の広場に集まった数えきれないほどの誅伐隊。その様子を望遠鏡で遠くから確認したジンは、フクロウを飛ばし急いでノーマンへと伝える。
手紙を受け取ったノーマンは計画通りだと話す。
自分達が農園を襲えば民の不満は高まり、王政はその対策と賊徒討伐に嫌でも動かざるを得ない。ギーランを王家と五摂家にぶつけるにも王が抱える強大な兵の数が邪魔だ。
これでまず兵力を分断できると言うノーマン。
しかしこのアジトの場所が割れることはない。兵が向かうは別の場所だ。
そしてじきに儀祭(ティファリ)。王家と五摂家が王都に一堂に会する祭事。しかし今年の儀祭は例になく手薄な警備となる。
「決行は8日後 儀祭の最中 王・貴族を殺す」
ノーマンの言葉に興奮するバーバラとシスロ。あと8日後には世界が変わるのだ。
その横で”邪血”の問題はどうするのかと問うヴィンセントに、既に考えてあると返すノーマン。
ーエマとレイは困惑していた。
“七つの壁”を目指して、”入口”の扉を開けて入った2人。ここは扉の先のはずだ。
しかし2人の前に佇む建物は、GF(グレイス・フィールド)ハウスだった。
後ろを振り返るも扉は既に消えている。前に進むしかない。
ハウスの扉を開け、中に入る2人。そこは確かに本物のハウスのようだった。しかし何かがおかしい。
誰もいないのか。そう思った瞬間、子供の笑い声と共に何かが階段をつたって落ちてくる。
黒いボールのようだ。
「あそぼ」
黒いボールに突如大きな目が現れ、喋り出す姿に驚く2人。エマが踏み込んだ瞬間、床にドアが現れそのドアの中にエマが落ちていく。レイは手を伸ばすもドアごと消えてしまったエマ。
2階から自分を呼ぶエマの声が聞こえる。レイはエマを探していると、周りの空間が歪みだす。
何だこれー
混乱するレイを誰かが呼ぶ。
レイが前を見ると、そこにはママの姿があった。
「おかえりレイ 大きくなったわね・・・・・」
自分を抱きしめるママに誰だと問うレイ。いつの間にか周りには子供達が群がっていた。コニ―やハオ、セディ、みんな出荷され死んでいった家族達だ。
誰なんだと問いかけるレイに、”あそぼ”と寄ってくる子供達。レイは気づくと自分も小さな子供の姿になっていった。
「あそぼ」 「あそぼ」
自分を囲む子供達。その姿はいつの間にか骸骨になっていた。
「さあ みんなで仲良く遊びましょう」
一方、レイとはぐれてしまったエマ。早くレイを見つけて合流しなければならない。
エマは銃を構え、壁に向かって連射していく。その音に気づくレイ。銃で破壊された壁をエマが蹴破ると、そこには骸骨に追われるレイの姿が。
2人はそのまま真下へと落下。たくさんのぬいぐるみがクッションになって助かったが、レイだけでなくエマも子供の姿になっていた。
「あそぼ」「あそぼ」「あそぼ」
ぬいぐるみ達がエマを囲み始める。その中で、〇〇らしきぬいぐるみを見つけたエマ。
自分達はちゃんと”入口”から来た。”約束”を結び直したい。ここは何なのか。〇〇は今どこにいるのか。
〇〇に問いかけるエマ。
“ぼくはずっとあのばしょにいるよ ななつのかべのさき みつけてごらん ぼくを・・・
ななつのかべは ”この”なかにある”
大量のぬいぐるみの中に、穴を見つけたエマとレイ。ハシゴがかかっており、下りれるようだがー
王都招集
エマとレイが7つの壁を目指す最中、王都では貴族の鬼たちが招集されていました。
ここにきてレウウィス公が陛下の弟だと判明しましたね。
そして陛下ですが、めっちゃ人間ぽいシルエットです。人間を常にたくさん食べてるからか・・・?
一方、七つの壁への扉を開けたエマたち。そこにあったのはグレイスフィールドハウス。
落ちてくる目玉や、骸骨など、いきなりのホラーテイストにビビりました笑
ぽすか先生の描く絵柄って、ファンタジーに凄くマッチするけど、ホラーにも適してますよねw まさにダークファンタジー?の約ネバにぴったりです。
さいごに
15巻では、ギーラン卿と同盟を組んだノーマン。しかしエマは鬼を絶滅させたくないとノーマンに訴えます。鬼は根絶やしにさせず、しかし食用児を全て守るため、エマとレイは"七つの壁"へと向かいました。
扉を開けた先には懐かしのハウスが。〇〇にも出会います。
エマとレイは無事に"七つの壁"へと辿り着けるのか?ノーマンはソンジュとムジカに何をしようとしているのか?
16巻も必見です!
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『約束のネバーランド』16巻【ネタバレ有】平和のための犠牲、1000年前に交わされた約束とは?
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