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『不滅のあなたへ』10巻【ネタバレ有】ついにノッカーがレンリル襲来!その裏では〇〇〇が生き返っていた?

2021年5月22日 2021年11月19日

不滅のあなたへ10巻ネタバレ、見どころ、感想

こんにちは!MINACHAYAのミナです。
前回に引き続き「不滅のあなたへ」10巻のあらすじや見どころ、感想をご紹介していきます!

前回、ボンたちを無事にベネット教から救い出したフシ。そしてノッカーの正体がファイ(魂や精霊)であることが発覚しました。目的は"痛くて苦しい体"から魂を救い出し解放すること。そのため、魂を永遠のものに出来るフシや黒い男は敵とみなされていたのです。

次に襲われる場所は1年後の大都市レンリル。新たな犠牲を食い止めるためにも、フシとボン、カハクの3人は計画を立てます。そしてフシはまず3カ月間、強くなることだけに専念していきます。

不滅のあなたへ9巻

不滅のあなたへ9巻ネタバレ、見どころ、感想
『不滅のあなたへ』9巻【ネタバレ有】ノッカーの正体と目的が判明!大都市レンリルを救うため動き出すフシ達

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フシたちはレンリルを救えるのか?

早速10巻を見ていきましょう!
ネタバレ注意です。

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「不滅のあなたへ」10巻【ネタバレ有】見どころと感想

不滅のあなたへ 10巻 ネタバレ 見どころ 感想 城

保険

元々船があった周辺は、船ごとフシが作った森で覆われていました。

黒い男が言うには3 km 先まで自分らしいと話すフシ。

また繋がっていれば、どこにでも自分の体を新たに作ることも可能になっていました。もちろん元の体にも戻るこも出来ます。意識の瞬間移動のようなものです。

そしてノッカーが現れても、それが自分と繋がっている場所であればすぐに察知し、いとも簡単に倒せるようになったフシ。

ボンはそんなフシを見て、人間から遠のいてしまったようだと感じます。

フシはボンとカハクにエコを紹介します。土器を使って喋ると聞いて、伝説の土器人だと興奮するカハク。

土器人の住処はアタルハ大陸の北側にある洞窟。エコはフシに土器を通じて、自分の住処はノッカーに襲われたため逃げてきたことを伝えます。

エコの帰る場所はもうどこにもありません。フシはレンリルに一緒に連れて行くことを決めます。

一方、レンリルにはまだ行けないと話すボン。約半年後の襲撃に備えて、ウラリス軍や守護団とは別の仲間も探すようです。

「フシと同じような不死身が相応しい」

見つけたらいずれレンリルに連れて行く。もしフシがその人を気に入りその人もフシを気に入ってくれたら、その人は新しい君の仲間だと話すボン。


ボンはウラリスへ戻ると弟のトルタに協力してもらい、軍の中でも特に優秀な兵士達を集めます。ここからフシの仲間を選別するのです。

ボンが見守る中、トルタは兵士たちにいくつか質問をしていきます。イエスならここに残りノーなら部屋から出て行く。

まずは亡くなったボンを今でも愛する者、次にフシを愛する者と問い掛けるトルタ。兵士たちは一人も微動だにしません。

ボンの意思は自分たちの意志。ボンがノーと言わない限り自分たちもノーと言わない。そんな兵士たちの返答にトルタは次の質問をします。

それは家族や友人、恋人など守るべき人が一人でもいる者。それでもたった一度の人生をウラリスに捧げ、命を使うことを恐れぬ者。その問い掛けにも兵士たちは一歩も動きません。

誰も逃げ出したいとは思わないのかとトルタがもう一度尋ねると、一人だけドアから出て行ってしまいます。

トルタが、残った者たちは半年後にレンリルへ支援に行ってもらうことを告げると、兵士たちは湧き上がります。しかしここに残った者たちはあくまで通常の兵士。

フシの仲間に選ばれた人は、ドアから出て行った一人の兵士でした。

ウラリス軍、兵士のカイ・レナルド・ロウル

カイは、ボンのことも見抜いていました。そしてボンになぜあんな質問をしたのか、忠誠心のない者を見つけてどうするつもりだったのかと尋ねます。

「これに選ばれたものにはある意味 死ぬよりも厳しい任務が待っている」

だからいざとなったら逃げ出せる言い訳を与えてやりたかったと返すボン。

死ぬより厳しい程度で任務を放棄するほど安い忠誠心を持ち合わせていない。病気の父も2ヶ月前に亡くなり、今はこの命は誰のものでもないと話すカイ。

「それで王子は 一体誰に命をもらったんですか?」

「悪魔フシに命をもらった」

そう答えたのは元ベネット教の主領兵、ハイロ・ リッチ。ボンがベネット教本山から呼んだのです。

目の前にいるボンが本当にボン王子なら、本当にフシに命をもらったのかも。だとしたらフシは新しい神かもしれないと話すハイロ。

カイとハイロ、二人を連れてボンはレンリルへと向かいます。

そこで最後の仲間と合流します。王室とのやりとりやレンリルの仕組みについて教えてくれる人物、メサールです。

この3人をもって仲間集めは一旦終了。ボンはフシに会うと、ノッカー襲撃までに今から会う3人を獲得しておく様に伝えます。

この3人は保険、つまりフシの器が全てノッカーに奪われなくなった時のための保険だと話すボン。フシはそういう仲間だったら自分は素直に喜べないと訴えますが、受け入れてもらえません。

そのまま3人と顔合わせしたフシ。



ボンは納得のいっていないフシと3人を連れて、レンリルの王女に挨拶へと向かいます。

町を守るために何を求めるのかと尋ねる王女に対し、都民や兵士の強力、城の設計図や地下の地図が欲しいと返す3人。そんな中フシは「レンリル全部」と答え、周りをざわつかせます。

求めるなら先に与えるべき。民なら民のの信頼を、兵士なら兵士の信頼を、城なら城の信頼を。そうすればレンリルはあなた達のものだと話す王女。

そんな王女の言葉に、ノッカーはいつだってこの町の人を見殺しにできる返すフシ。

今この城の壁に埋まっててもおかしくはない。全部作り替える前に死ぬつもなのかー

フシはそう続けるも話は一方通行。その日の謁見はそこで終了してしまいます。


レンリルの仮家に帰ってくるなり、フシの態度に怒るボン。しかしフシも怒っていました。3人を戦いのために利用しなければならないからです。

「僕が君ならそうする 持てる力を使わないのは誰も助けてないのと一緒だ」

ボンはそう言い残すとその場を去って行きます。

フシはボードゲームをしているカイとメサールの元へ向かい、拠点を一から作りたいがどうすればいいのかと尋ねますが、どうやら王女の許可が必要とのこと。

いちいち待ってはいられない。勝手にやると話すフシに、一緒にゲームをやらないかと誘うカイ。

街はそろそろ食事を始める時間帯。今行っても迷惑だと話すカイの言葉にフシは渋々席へと着きます。

ゲームをしながらカイと話すフシ。自分に体を使われることは嫌ではないのかと尋ねるフシに、カイはこの戦いに不滅の肉体は必要だと返します。


カイは幼い頃、父親と祖母の3人暮らしでした。父親は小さな村の武器職人でカイもたまに手伝っていました。

それは誇らしい仕事でしたが、祖母の容体が悪化した頃を機に父親から暴力を振るわれるようになってしまいます。

カイは地獄のような毎日を送っていましたが、救いの日がやってきます。村にノッカーが現れたのです。

今日死ねるかもしれない。そう考えていたカイでしたが、祖母も父親も自分も生き残ってしまいました。

カイはそのまま逃げるようにウラリス軍へと入隊。

月日は流れ祖母が死に、とうとう父親の番がやってきます。

父親は自分を看病するカイに、今まですまなかったと謝罪。そしてありがとうと言い残しこの世を去っていきました。

カイはその時思いました。あの時死ななくて良かったと。


あの時死んでいたら、自分の物語は父親に対するわだかまりを残したまま、つまらないものになっていた。あの時から自分は、少しでも長く生きるのは悪くないと思えるようになったと話すカイ。

「肉体の存在は時に心を導いてくれます」

だから自分はノッカーに賛同しない。たとえ自分の体が奪われて彼らと同じになってもー


フシはいつのまにかゲームに負けていました。そこへエコが現れフシを連れて行くと、街の方を指で指します。土煙が出ていました。水車屋の基礎が腐って崩れかけていたのです。

フシは酒爺の姿になり水車屋まで行くと、住民に話しかけます。そして、この周りを高い覆いで囲ってくれたら一瞬で作り直してあげると交渉。見返りは裏にもう一軒足させてもらうこと、そしてそこを使わせてもらうこと。

住民はそれを承諾。建物が覆いで囲われるとフシはオニグマへと変身し、水車屋を破壊。そして一晩で新しい水車屋を建て直してしまいます。

その話はすぐに街で話題となりー

ここまでの感想

不死身の仲間達
不死身の時点で既に普通の人間と違いますが、フシがとうとう神の領域に片足を突っ込んだ感じがします。

そんなフシが修行をしている間、ボンはというと、フシの器が全て奪われてしまった時のための保険として最強の男たちを用意していました。第一印象はアンバランスなチームだなって感じでしたが、カイがフシと他メンバーを繋ぐパイプ役として活躍しそうですね。

力があるなら使え
ボンが言った「持てる力を使わないのは誰も助けてないのと一緒だ」は、今まで自分の立場や力を活かして周りの人や民を助けてきたボンだからこそ、言える言葉であり意味を持つ言葉ですね。

まあフシは自分が持つ人を生き返らせる力をまだ知らないから、言葉通り3人は自分の器がなくなった時の保険だと思って罪悪感を持ってますが、ボンとしては3人が死んだらフシに体を作らせて本当に生き返らせるって作戦ですよね。

しかも魂が近くにある限り、何度死んでも永遠に生き返らせることができる。まさに「不死身の仲間」です。ボンは早くフシに教えてあげてくれ~!!

痛みと信頼

街ではフシが作り替えた水車屋の話で持ちきりとなり、自分の家も直してほしいと希望する民が殺到。民は酒爺の姿をしたフシを「賢者様」と呼び始めます。

カイは家を建て直したい希望者を全て受け付けていきます。ノッカー襲撃に備えてです。

作り直した水車屋はフシと繋がっていました。レンリルにある全ての建物を作り替えてフシと繋げれば、ノッカーが来た時にすぐ対処できます。

しかし街にはたくさんの家があり、最終的には城も建て替えるために空けてもらわなければなりません。そして実際の戦闘にはレンリルの兵士の協力も必要。

フシは兵士の協力なんて必要ないと言い捨てます。家で大人しくしてもらった方が、死なせないためにあちこち走り回らなくて済むからです。

そんなフシにハイロを探して様子を見て来いと命令するメサール。フシはオオカミ姿になると渋々、ハイロのいるレンリル兵の元へと向かいます。

そこでは兵士たちがノッカー襲撃に備えて訓練を行っていました。その中にはレンリル兵と対戦するハイロの姿も。

攻撃され地面に倒れるハイロ。フシはそこであることに気づきます。


対戦の結果はハイロの勝利。ハイロは対戦相手のカムに手を貸して立たせると、急に肩を押さえて痛がり救護室へと向かいます。

真顔で肩の脱臼を直していくハイロ。その様子を覗いていたフシは、なぜわざと痛がって弱いふりをしたのかと尋ねます。

フシはハイロが攻撃されても痛みが伝わって来なかったのに、痛がる様子のハイロに疑問を感じたのです。


ハイロは幼い頃、教会で暮らしていました。一番古い記憶は自分の歯を全て抜かれたことだと話します。新しい歯が生えてもその度に抜かれましたが、なぜなのかは誰も教えてくれませんでした。

そのため食事は全て煮崩したスープかお粥。

ハイロは常に養母のタセットと一緒でした。同じ食事をとり同じ本を読み、同じ話題で盛り上がる友達。

暮らしていた場所は一つの部屋と一つの庭があり、周りは高い壁で覆われている。外に出るのは週に一回で、ベネット教の教えを学ぶために50メートル先の広間に行く時のみでした。

毎日同じような日常でしたが、ハイロは楽しかったと話します。

そんなある日、ハイロは庭に落ちていた木の棒を剣に見立てて遊んでいました。本で剣士の物語を読んだのです。

ハイロは誕生日プレゼントとしてタセットから入れ歯をもらいます。そしてずっと食べたいと思っていたパンをたくさん持ってきてくれたタセット。

今まで歯が無くてお粥やスープしか食べたことのなかったハイロ。パンを口いっぱいに頬張り喜びを噛み締めていました。

次の日、本を読んでいるハイロの元を訪れたのは新しい養母でした。タセットは罪を犯したため罰せられたと話す新しい養母。

実はハイロは悪魔憑きの子供として教会に閉じ込められていたのです。タセットが罰せられたのは恐らく、そんなハイロに優しく接してしまったからでしょう。

彼女は一切わめき散らさなかった。そう言って養母が取り出したのは綺麗な入れ歯でした。

月日は流れ、ハイロは大教督の命でベネット教本山の主領兵になります。そして、いつかチャンスがあればここから抜け出したいと思っていたところに、ボンが現れ仲間に誘われたのでした。


痛みを恐れずに戦い、痛みを乗り越えるから兵士は尊敬され信頼される。痛みを感じない自分にはそれがない。せいぜいできるのは強そうに見せることくらいだとフシに話すハイロ。

「君が痛みを知っていればその養母さんを助けられたのかも」

その言葉に驚いたフシが後ろを振り返ると、そこにはレンリル兵のカムがいました。彼はハイロが心配で様子を見に来たところ、フシとの会話を聞いてしまったようです。

痛みを知らなければ守れる人も守れない。こんな自分は君達に必要だろうかと話すハイロでしたが、逆にハイロに自分たちが必要かもねとカムが返します。

フシはハイロもレンリルの兵士も自分が守るから問題ないと口を挟みますが、自分たちの守りたい人くらい自分たちで守らせろと反論するカム。

カムは訓練の続きだと言ってハイロを連れ出します。そんな二人を見て笑うフシ。兵士の信頼獲得をハイロに任せたようです。



一方で王室とのやりとり担当のメサールは今日も王女の元へと向かいますが、地下の設計図はもらえません。

フシも毎晩 街中の家を作り替えていきますが、今のスピードでは3ヶ月後には間に合わないと話すカイ。

昼間も稼働するとしても兵士に仕切ってもらった方が効率が良いが、兵士たちの信頼を得るにはまだ時間がかかるとハイロは言います。

やはり王女から民や兵士に声をかけてもらうのが一番効率が良い。

ボンはメサールにどうにかならないかと相談しますが、メサールの返答は煮えきりません。そのままカイといつものボードゲームを始めてしまいます。

フシにはなぜボンがメサールを仲間にしたのかが疑問でした。

「彼に頑張るキッカケを与えたくてね・・・王になるための・・・」

ボンのその言葉に驚くフシ。ボンも実際のところはよく知りませんでしたが、恐らくメサールは貴族だと考えていました。自分の母親が毎年夏に開いていたセレブが集まるお茶会に来ていたからです。

メサールとは同い年ということもあり、すぐに打ち解けたと話すボン。そしてメサールの心がレンリルの王室を気にかけているのを感じたと続けます。

そんなメサールは次の日また王女の元を訪れます。

「ようお姫様 俺とゲームしようぜ!」

実はメサールと王女は幼馴染。幼い頃によくボードゲームをして遊んでいました。しかし王女は強く、メサールはなかなか勝つことができません。

そんなメサールに王女はあるチャンスを与えます。自分に勝つことができたら、望むものを何でも一つあげるといったものです。

メサールは幼い頃のその約束を覚えていたのです。欲しいものは王女の信頼。つまり信頼を勝ち取り、ノッカー襲撃に備えて全面協力をしてもらう作戦です。

メサールは王女に勝利。毎日のようにカイとボードゲームをしていたのは、このためだったようです。



次の日、街の騒がしさに目を覚ましたフシ。民衆たちが兵士の協力のもと、自分の家を壊していたのです。フシがすぐに家を作り替えることが出来るようにするためでした。

フシはお礼を言いにメサールとボンの元へ行きますが、そこに現れた王女。自分とのゲームに勝ったからといっていい気になるなとわざわざ言いに来たようです。

そんな王女の顔を隠しているベールにフッと息を吹きかけるメサール。ベールがめくれて顔を見られた王女は驚き、恥ずかしがりながらその場を走り去っていきます。

その瞬間、王女の「好き」の感情が伝わってきたフシ。

メサールはボンに真実を話します。自分は王女を守りたいと。

実はメサールと王女・アルメは腹違いの兄妹。アルメはそれを知らないし言うつもりもないが、アルメの父と兄がいなくなってしまったらアルメを守れるのは自分だけ。だからできるだけ近くにいたい。

それがメサールがフシ達に協力する理由でした。

そしてメサールからもアルメと同じ「好き」の感情が伝わってきたフシ。

二人はお互いを想い合っていました。




一行は地下へと降りていました。王女から手に入れた水路の地図を使い、全員でその情報を共有するためです。

レンリル中に張り巡らされた水路はロッカーの十分な侵入口になる。飲み水を守るのは重要事項だと話すメサール。カイはフシに水を作ってもらうことはどうかと提案するも、作れるのはせいぜい少量の水だと返すフシ。

いずれにしても水以外は全て作り替える必要があります。

フシは来る日も来る日も街の至る所を作り替えていきます。そんな多忙なフシの様子を見て働かせすぎではと止めに入るカハク。フシはカハクに今夜は休むと返します。

約束通り家の布団で寝るフシ。しかしフシから寝息が聞こえないことに気づいたエコ。フシは家から町の作業場へと意識を繋げ、そこに新たな体を作って作業していたのでした。

連日忙しいフシの姿を見て、自分も何かできることがないかと考えたエコは、街に出て家の解体作業などを手伝います。そして何かに気づき地面に耳を近づけるエコ。

地下に入り水路を辿って行くと、ある水路の流入口が落ちてきた瓦礫などで塞がれていました。エコは近くにいた作業員に知らせ、水路は無事綺麗に。


その日の夕飯は水がキレイになったので水炊き。エコが作った水炊きを囲み、みんなで久しぶりに食卓を囲むのでした。

ここまでの感想

カイの過去もかわいそうですが、ハイロの過去もエグすぎます。悪魔憑きとして教会に連れてこられ、歯を全部抜かれ、養母も・・・。ベネット教がクソすぎます。でも一部始終を聞いてたレンリルの兵士カムが、ハイロと市民兵たちのパイプ役になってくれそうですね。

メサールがカイを相手にずっとゲームをやっていたのは、王女にゲームで勝つためだったとは。そして勝った褒美として全面協力してもらう。王女のアルメも昔の約束を覚えてくれたこと嬉しかったんじゃないかな。お互いを想い合ってるみたいだし。

船の行く先

今日も覆いで囲われた家を片っ端から建て直していく酒爺姿のフシ、通称 賢者様。街ではそんな賢者に関心が高まっており、フシの正体がバレるのも時間の問題でした。

そんな渦中の人間フシは疲労困憊していました。街に自分が繋がっている箇所が増えたことによって感覚も広がり、常に色んな人の感覚が伝わってくるからです。

特に強い痛みを感じると、助けに行かずにはいられないフシ。しかし全部の人を助けるのは不可能。

フシはしんどさを感じるも、今日もノルマをこなしていきます。

一方、メサールは毎日城へと通っていました。城を建てて替えるためです。一勝するごとに城の壁を一枚壊すことを条件として、王女にゲームを挑んでいました。

レンリルでは毎年、建国記念祭が行われます。通常だと祭りの期間は3日間ですが1週間に延長してもらい、その間にフシが城の壁を作り替える算段です。


祭り当日。

2ヶ月後にはここも戦場になってしまうー

フシが祭りの様子を見ながらいつものように作業をしていると、カムに呼び出されます。どうやら祭りの武闘大会に、自分の対戦相手として出場してほしかったようです。

フシはジャナンダのナンドに姿を変えてカムと対戦しますが、カムに花を持たせるためわざと負けます。カムは客席にいる好きな女の子にアピール。

しかし頬に負った傷が一瞬で治ってしまったナンド。それを見ていた市民兵たちは、ナンドが不死身のフシなのではないかと疑い始めます。

その日の夜、疑いが確信に変わった市民兵たちは建物を作り替えている賢者の元へ。そこには賢者の姿はなく少年姿のフシがいました。

カムは上に行って確かめようとしてる男たちを止めますが、殴られてしまいます。そこにやって来たフシ。

「別にいいよベネット教に売り渡しても 鉄の熱さにはもう慣れた 2日で檻から出て来てやるよ」

酒爺(賢者)やサンデルなどみんなの前で姿を変えていくフシ。カムを手当てすると、そのまま作業へと戻ってしまいます。

カムは呆然としている市民兵たちに呼びかけます。

ここ数ヶ月、皆でレンリルを守ろうと頑張っていた。そしてその中心には常に摩訶不思議な存在があったー

「それが何だったかよく考えてくれ!!」

その言葉にぽつぽつと話し出す市民兵たち。さっきの人は自分の母を助けてくれた、妻はあの人から薬をもらっていたなど、色んな姿をしたフシから皆助けられていたのです。


次の日の朝、フシは今日の作業場へと向かっていました。

昨日 自分が正体を明かしたことによって恐らく街は大騒ぎになっているはず。そう心配するもフシはあえて賢者の姿にはならず、少年の姿のまま街を歩きます。

しかしフシの心配をよそに、兵士たちは誰も騒ぎ立てたりしていません。皆フシに向かって、忠誠心の証であるポーズで立っていました。

その様子を見てほっとするフシの元へ王女アルメが現れます。フシの働きに感謝していること、そして城を建て直したければ、まず国王である父に会って欲しいと告げるアルメ。

フシはアルメに連れられ城へと到着しますが、国王の姿が見当たりません。そんな中、誰かの痛みを強く感じたフシは、その痛みの元へと向かいます。

そこには病人用のベッドに寝そべる老人がいました。

なぜ病人をこんなところに放置するのか。フシは医者を呼んでくると言いますが、それを止める老人。

医者には充分診てもらった、自分はよく生きた方だ。老人はそう話すと、フシになぜここにいるのかと尋ねます。

自分はどこにでも行くと返すフシ。その返答に一瞬驚くも笑う老人。フシはそんな老人のために何かがしたいと話すと、老人は残される人々のために何かさせて欲しいと返します。

そこへ現れたアルメ。

「決断することですわ その伝説の不死者にレンリルを任せていいか」

その言葉に試してみろと返す老人。実は老人の正体はレンリルの国王、ポールドロン陛下だったのです。


国王の信頼を得たフシは、早速城の取り壊しを開始することに。

ウラリスからも兵士たちを引き連れ、ポコアやアイリスが手伝いにやって来ます。

そしてついに城をも丸ごと建て替えたフシ。戦いまであと2週間。うまくやれるだろうかと心配するフシをボンが呼び出し、そのまま眠らせてしまいます。

そこへフシと同じく呼び出されたカイとメサール、ハイロがやって来ます。ボンは3人を部屋に入れると黒い男に話しかけ始めます。

ノッカーを操作して自分の姿を見せることができるなら、3人の前にも姿を見せることができるはず。戦の前に一度ゆっくり話そうー

ボンが誰と話しているのか分からず混乱する3人でしたが、黒い男が突如姿を現します。

「自分達の集まろうとしている船の操縦主はフシでなくお前だ 僕らにはこの船がどこに向かうか知る権利がある」

ボンはこの戦い自体を黒い男の力で止められるはずと尋ねますが、自分は見届けるのみだと返す黒い男。

フシはいずれ自分の代わりを果たす。その時自分はいなくなる。そう話す男にメサールは、そのためにフシを作ったのか、それとも自分が消えたいからフシを作ったのかと尋ねますが黒い男は答えません。

フシを解放してやったらどうかという提案にも今ではないと返す黒い男。

ボンはノッカーの攻撃や行動についてや、先導している存在についても尋ねますが、確かめるには死ぬ必要があると話す黒い男。メサールはそんな黒い男を背後から剣で突き刺してしまいます。

しかし黒い男はメサールを力で跳ね飛ばすと、剣を自分の体から抜いてそのまま姿を消してしまいます。

残ったのはグチャグチャにひん曲がった剣と血の痕。

「この茶番じみた船に乗るかどうか・・・決めるなら今だ・・・」




2週間後ー

いよいよノッカー襲撃の日が間近に迫ります。

俯きながら引き返すなら今だとみんなに話すフシ。

全ての人を死なさずにいさせられるか自信がない。みんなが死ぬのが怖いー

「僕たちは死ぬためにここに来たんじゃない 生きなおすために ここに来たんだよ」

ボンのその言葉に、不安ながらも決意を固めたフシ。


フシたちは最終の確認をしていきます。

自分を呼ぶ時は同じ場所を3回叩く。緊急性の高い場合は3回以上。

また自分の体をいくつか街に置いておきたいと提案するフシ。万が一使っている体が襲われても、すぐに自分の意識を他の体に移せるからです。

水路にモグラ、拠点に酒爺、街にナンド、塔にサンデル、そして城壁にマーチの体を配置したフシ。全ての体は縄でフシと繋がっていました。


城壁に座っていたエコは異変に気付きます。ノッカーがやって来たのです。すぐさまフシたちに知らせるエコ。

砂漠に現れたノッカーは、西城門塔めがけて凄い勢いで飛んできます。

城壁の一部は崩落。そこにはフシが配置していたマーチの体がありました。バランスを崩したマーチの体は、そのまま下のお花畑と落ちてしまい、その拍子でフシと繋がっていた縄が切れてしまいます。

そして開くはずのないマーチの目が開きー

ここまでの感想

フシの正体を知っても
全てを自分自身にするということは、その分そこにいる人達や動物の感情も全て流れ込んでくるわけで。それって絶対しんどいというか精神崩壊しそうですよね。

そんなフシの正体を知った兵士達。ベネット教と違ってフシの正体を知っても騒ぎ立てず捕まえず、敬意を払ってくれました。よかったー!!自分達の街を守るためにフシは日夜働いてくれてますもんね。

フシを作った理由
メサールが黒い男に尋ねたフシを作った理由の「自分が消えたいからか」は的を得ているような気がしてきました。黒い男も実は不死身でこの地球全体に意識を張り巡らせてて、自分の肉からフシを作ったとか・・・?そして自分が不死身でなくなるには別の不死身の存在を作らなければならなかった・・・?

そしてマーチがマーチが、とうとう生き返りました・・・・!!


さいごに

10巻では、新たな仲間ができたフシ。カイにハイロ、メサールの3人と徐々に打ち解けていったフシは、ノッカー襲撃に備えて街を丸ごと作り替えていきます。

そしてついに約束の日にノッカーが現れます。攻撃によって、城壁に配置していたマーチの体とフシの体を繋ぐ縄がちぎれてしまいますが、その衝撃で魂が体に戻ったマーチ。

フシたちはノッカーからレンリルを救えるのか?生き返ったマーチはどうなるのか?
11巻も必見です。

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ただし、退会するなら両方ともトライアル期間終了までに自分で解約手続きが必要なので、 カレンダーに印つけておくなり忘れないよう注意してください!

FODプレミアム2週間無料トライアル

U-NEXT31日間無料トライアル

④漫画だけを楽しみたい人は

動画は見ない、漫画だけ読みたい
そんな人にはebookとまんが王国がオススメです。

ebook

電子書籍サービスebookでは、2,000冊を超える無料漫画が常時用意されています。
たまに全巻読み放題なんてキャンペーンもしており、私は先日実際に「黒執事」という漫画を全巻無料で読みました!

無料会員登録して初めてebookにログインした人に限り、50%クーポンが配布されます。

またTポイントが使え、還元率は1%。ヤフープレミアム会員なら2%還元されます。
電子書籍サービスで多くみられる月額制ではなくその都度清算なのも使いやすいポイントです!

漫画だけを楽しみたい人にオススメ!

まんが王国


CMでお馴染みのまんが王国では常時3,000冊以上の無料漫画が楽しめます。
月額制かその都度ポイントを購入するか選べるのも大きなポイントです!

また今なら会員登録(無料)すると、半額クーポンがもらえるキャンペーンを実施中です。


これらサービスを上手く活用して、「不滅のあなたへ」をぜひ読んでみてください!


-おすすめ漫画の紹介, 不滅のあなたへ
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