2020年10月17日 2021年11月19日
こんにちは!minachayaのミナです。
フルーツバスケット33個の名言から学ぶシリーズ第2弾は、人間関係について(前編)です!
シリーズ第1弾はコチラ
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【フルバ33個の名言から学ぶシリーズ①】自分を好きになるヒント
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学校や会社など組織の人間関係に始まり、身近な家族や友達、恋人、地域の人など、どこで生きていくにしろ、人との関わりはずっと続いていきます。
他人と深く関わるのは「面倒くさい」と思う時もあれば、その人のおかげで「救われた、助けられた」と思う時もありますよね。
私も今まで学校や会社、友達関係で、たぁ~っくさん人間関係に悩まされてきました笑
自分が傷つくこともあれば、他人を傷つけてしまったこともありました。
でもそうやって今まで自分以外の誰かと関わって、時には笑いあって時にはぶつかり合ってきたからこそ、学べたこともたくさんあります。
前回の記事から紹介させて頂いている、人気少女漫画「フルーツバスケット」には、様々な考えを持つ人々が出てきます。
登場人物たちは紆余曲折しながら、育ってきた環境や価値観が違う人でも、相手を理解しようとする気持ちや認め合う気持ち、相手に感謝をする気持ちを大切にして毎日を生きています。
今回は、そんな「フルーツバスケット」の名言から、誰もが生きていく上で一番ぶつかるであろう「人間関係」について、ヒントを学んでいきましょう。(※漫画を読んでない方はネタバレ注意です)
フルーツバスケットの登場人物
こちらでは、簡単に登場人物を説明していきます。(記事に出てくる人物のみ)
フルーツバスケットのあらすじについては、シリーズ第1弾の記事に載せているのでそちらをご覧下さい。
少しですがネタバレも含みますので、まだ漫画を読まれてない方は飛ばして頂いても問題ないです。
名言だけ読みたい!って方も同じくここは飛ばしてください。
登場人物(記事に出てくる人物のみ)
本田 透
本作の主人公。女子高生。
父を3歳の時に亡くし、女手1つで育ててくれた最愛の母・今日子も先日亡くしてしまう。ひょんな事から、同じクラスの草摩 由希が親戚と暮らす家に同居することになり、他の草摩の人々とも交流が始まる。うおちゃんとはなちゃんは中学時代からの親友。
草摩 由希
十二支の物の怪憑き(鼠)。同じ十二支の紫呉の家に住んでいる。
容姿端麗で勉強も運動もそつなくこなす学校のプリンスだが、十二支の呪いが原因で過去に傷ついたことから、周りの人とは一定の距離を保って接している
。弱い自分や情けない自分を、透が優しく受け入れてくれたことで、徐々に何事にも前向きになっていく。
草摩 夾(きょう)
十二支の物の怪憑き(猫)。透と同時期に紫呉の家に住むことに。
子どもの頃から由希を敵視している。猫憑きは他の十二支と違い冷遇されており、十二支の集まりには呼ばれない。
透に”本当の姿”を受け入れてもらえた事をきっかけに、透との距離が縮まる。由希と違って、周りの人と自然に打ち解けられる性格。
草摩 紫呉(しぐれ)
十二支の物の怪憑き(犬)。由希、夾、透と一緒に住んでいる。
職業は作家。同じ十二支憑きのはとりと綾女とは同級生。
草摩 紅葉(もみじ)
十二支の物の怪憑き(うさぎ)。見た目は幼いが透たちの1つ年下。ドイツと日本のハーフ。母親は生まれた我が子が物の怪憑きだったことから精神を病んでしまい、やむを得ず紅葉の記憶だけを母親から消すことに。現在は草摩の他所の家の子だと思われている。
草摩 はとり
十二支の物の怪憑き(竜)。草摩一族の専門の医者。
付き合っていた女性がおり、結婚の報告をするも当主・慊人の怒りに触れ、片目の視力を失くす。
草摩 綾女(あやめ)
十二支の物の怪憑き(蛇)。由希の兄。
昔は由希とは離れて暮らしていた為、自分の弟でありながら無関心であったが、自分の過ちに気づき、今では由希を溺愛している。
服屋の店長であり、男性のロマンに応えるような洋服を自ら作っている。
草摩 慊人(あきと)
草摩一族の当主にして、十二支すべてを統べる神様。
血の呪いで結ばれた関係の十二支たちは、そのトップに君臨する絶対的な存在・慊人に逆らえない。
男性として育てられてきたが実は女性。感情の起伏が激しく、よく癇癪をおこす。
呪いが解けることを恐れている。
本田 今日子
透の母親。ヤンキーだった中学時代に教育実習生で来ていた本田 勝也と出会う。
2人は後に結婚して透が生まれるが勝也が亡くなってしまう。今日子は後を追おうとするも透の存在により思い留まる。そして透を溺愛し2人で仲睦まじく暮らしていたものの、透が高校1年生の時に交通事故に巻き込まれ亡くなってしまう。
幼かった時の夾と面識がある。
フルーツバスケットの名言から人間関係のヒントを学ぼう
フルバの名シーンや名言は選びきれない程あって、正直「とりあえず全巻読んで感想教えてえええ( ^)o(^ )」って気持ちでいっぱいなのですが、今回は人間関係のヒントになるようなセリフを厳選してお届けしていきます。
フルバ名言⑪ 他人を学び自分を学ぶ
紫呉「君の場合は単に経験が足りないだけだよ。例えばだ 君は拳ひとつでテーブルを割る事ができる。でもその拳を寸止めすることだってできる。それは己の力配分を自分で測れるからだろう?(中略)
ねえ君 人と上手く関わっていくのも同じ事だよ。 (中略)
他人と交わり傷つけたり傷つけられたりしながら 他人を学び自分も学ばないと 本当の意味で他人を思いやれるような人間にはならないよ。」
(フルーツバスケット1巻3話より引用)
どんなシーン?
猫憑きの夾は透と接する度にヒドイことばかり言ってしまいます。
そんな夾が、自分は人と関わって暮らしていくのに向いてない、と言ったことに対して紫呉が真面目に返します。
人間関係のヒント
上手くいかないことは単に経験が少ないだけってこともありますよね。
自分がいま得意なことだって、元から持っているセンスも関係しているだろうけど、そのことにどれだけ時間を費やしたか、どれだけ経験を積んできたかも関わってる気がします。
それと同じで、人との関わりも、本を読んだりネットで仕入れた知識だけで接するには難しくて、実際にたくさんの他人と関わって、色んなことを経験していくことが大事ですよね。
「これを言えば人は傷つくんだ」とか「これをすれば人を喜ばすことができるんだ」とか、空気の読み方とか、無意識に学んでいきます。また、自分以外の誰かと接することで、自分のことをもっと深く理解していけます。
フルバ名言⑫ 良心のカタチ
透「人は良心を持って生まれてこないんだよって 生まれながらに持ってるのは食欲とか物欲とかそういう欲だけなんですって つまり生きる本能ですよね。
良心は体が成長するのと同じで 自分の中で育てていく心なんだって・・・だから人によって良心の形は違うんだって・・・」(回想シーン)
今日子「欲望は誰でも生まれながらに持ってるから理解しやすいけど 良心は個人個人の手作りみたいなモンだから 誤解されたりギゼンと思われやすいんだよな。でも透は信じてあげな 疑うなんて誰にでもできる簡単なことだし 透は信じてあげられる子になりな。それはきっと誰かの力になる。」
(フルーツバスケット1巻4話より引用)
どんなシーン?
突然台風がやってきて、由希は自分の家庭菜園を守りに雨風強まる中、外へ出て行ってしまいます。透も後を追って手伝おうとすると、由希が、透は優しいと言います。
透は嬉しく思いつつも「自分がいい人に見られたいからギゼンなのかもです」と、母親と以前交わした会話を思い出します。
人間関係のヒント
良心は欲望と違って、生まれ持ってはいないから自分で作っていくものだ、だから人それぞれ形が違う、なんてなんだか素敵ですよね。
同時に、良心は誰しもが生まれ持ってる欲望と違って分かりにくいし、時にはギゼンと思われてしまうこともあります。
でもただ疑うんじゃなくて、信じようとする気持ちが大事。ほんとにそうですよね。
人って無意識に他人を疑ってしまうことがありますが、信じることを大切にしていきたいですね。
フルバ名言⑬ 側にいてくれることは当たり前じゃない
透「自分がどれだけ果報者なのか 最近 思い知ったばかりなのです。草摩の方達と一緒に暮らせて お母さんには愛されて はなちゃんとうおちゃんというステキなお友達が二人もいて下さるのですから。
いつも側にいて下さって それがどれほど支えとなって下さっているかキチンと感謝しなければバチが当たります 大好きです・・・・・・っ」
(フルーツバスケット2巻7話より引用)
どんなシーン?
透の親友であるうおちゃんとはなちゃんが草摩家に泊まりにきます。
3人は寝る前に昔話をしてるのですが、透は幼い頃から苦労をしている子だった事が分かりました。それでも透は自分がどれだけ倖せなのかを大好きな2人に伝えるのでした。
人間関係のヒント
透君は「もっともっと」と新しいものを欲しがるのではなくて、今すでに自分の周りにあるものを大切に思える気持ちをちゃんと持っています。これ大事ですよね。
人って一番近い自分の周りは見ないで、遠くのものばかりよく見えたりつい他人と比較してしまって、今すでに持ってる幸せに気づきにくいんですよね。
いま自分が当たり前だと思っている生活、一緒にいてくれる家族や恋人、友人の存在は、当たり前ではないのに。
そのことを日々忘れずに感謝していきたいですね。
フルバ名言⑭ 損か得かじゃなくて
紅葉「・・・損とか苦労とか考えるだけムダだよ 旅人はそんな事 考えちゃいないもの。
ただ・・・誰かにとってはそれがバカでも ボクにとってはバカじゃないだけ。
誰かにとってはだましがいのある人でもボクはだまさないだけ。
ボクは本当に喜ばせてあげたいと思うだけ。」
(フルーツバスケット3巻17話より引用)
どんなシーン?
ここで言う旅人とは、紅葉がクラスメイトと読んだ本に出てくる登場人物。
旅人はすぐ人にだまされて、服やお金を取られていき、終盤では魔物たちにもだまされて自分の腕や足などを渡していきます。
最後は頭だけになり、目も食べられてしまうのですが、魔物からお礼をもらいます。
そのお礼というのは「バカ」と書かれた紙ぺら1枚。でも旅人は初めての贈り物に感謝して「ありがとう ありがとう」と泣きながら死んでいく、という物語です。
人間関係のヒント
本当に優しい人って損得勘定で動くのではなく、人が困っていたら純粋に「助けたい、力になりたい」と思って行動しますよね。それは他人から見ると「バカじゃないの?自分が損してるじゃん!」とか思われるかもしれません。
でもその人にとっては自分の利益不利益など関係ないのです。
この物語にでてくる旅人は亡くなってしまいましたが、実際にこういった人がいたら周りから愛されるはずです。そして「ほっとけない!」と思って周りの人に助けてもらうことも多くありそうですね。そんな人になりたいものです。
フルバ名言⑮ 傷を癒してくれる人もいる
はとり「傷をつける人間がいればその傷を包み込んでくれる存在も確かにいる事。
それは少なからず勇気をくれる。」
(フルーツバスケット4巻20話より引用)
どんなシーン?
草摩家の当主である慊人が「由希は必ず自分の元へ戻ってくる。だって僕を見てまだあんなに怯えてる」と言ってたことを紫呉から聞いて、はとりが話します。
人間関係のヒント
誰かに傷つけられても、違う誰かはその傷を癒してくれます。
だからまた「頑張ってみよう」と思えますよね。
傷ついたときは悲しさや怒りで胸がいっぱいになって、忘れがちですが、冷静になれば味方をしてくれる人、励ましてくれる人だって周りにたくさんいます。
フルバ名言⑯ 忘れずにいれば
透「お母さんは言っていました。 自分が親になって初めて「親」の気持ちが理解できたって。 だけど本当に理解しなくてはいけないのは 忘れてはいけないのは 子供の頃の自分だって。
初めて逆上がりができた日や 初めてたくさん怒られた日のこと。
子供の頃 感じた気持ちをちゃんと忘れずにいれば 大人になっても親になっても理解しあえる。
100%は無理でも 歩みよることはできる・・・って」
(フルーツバスケット4巻21話より引用)
どんなシーン?
由希の兄である綾女は、過去に由希がひどい目にあってるのを知らんぷりして助けを求めた手を振りほどいたことがあります。
しかし、大人になって色々理解できるようになった今、そのことを後悔していると透に話します。
人間関係のヒント
これ本当にそうですよねー!自分が当時感じたこと、何が楽しくて何が悲しかったのかとか覚えていれば、子供の気持ちを理解して共感してあげられますよね。
現実的に全てのことを覚えてるのは難しいけど、それでも透のお母さんのように、「歩み寄る」ことは大事にしていきたいですね。
これは子供に対してに限らず、社会でもそうですよね。自分が中堅になっても、上司の立場になっても、入社当時の大変だった気持ちを忘れなければ、辛かったことや悔しかった気持ちを忘れなければ、後輩や部下の気持ちに歩み寄ってあげれるんですよね。
透の母・今日子さんが言ってたように「そう考えた方が楽しい」ですしね。
フルバ名言⑰ 「好き」なら何をしてもいいの?
恵「好きなら何を言っても許されるなんて 思ってはいけない・・・。「好き」なら何をしても許されるなんて思っているなら反省した方がいい・・・。
一方的に・・・高まった愛情をぶつけると 相手の重荷になったり 傷つけてしまう時もあるのだという事を 忘れてはいけない・・・。
相手の気持ちを尊重し思い遣る心を忘れてはいけない・・・。」
(フルーツバスケット5巻29話より引用)
どんなシーン?
由希のファンクラブ会長である素子が、由希と最近仲の良い透のことを悪く言ってしまいます。それに対して透の親友である花ちゃんの弟・恵が返します。
人間関係のヒント
このセリフを見て一番最初に思い浮かんだのは、アイドルへのファンの行き過ぎた行為。「ファンだから」「好きだから」といって、その好きな相手の自由を奪ってしまうことをしてはいけないですよね。
土足で踏み込んで荒らしてはいけない。好きな相手が大事にしている人たち(家族や恋人)を傷つけてはいけない。好きな相手の心も体も傷つけてはいけない。
「貢いでるし」「ファンがお金出してるからやってけてるんでしょ」とかそんなの理由にならない。そんなの本当の「好き」じゃない。自分の欲求を押し付けてるだけ。自分の欲求が第一なだけ。
本当に「好き」なら相手の幸せを奪ってはいけないです。
相手の幸せにつながることをしていきたいですよね。
「花道だけを歩いていこう」
よく韓国のアイドルのファンたちが、アイドルに対して使っている言葉です。私はこの言葉がすごく好きです。
長年K-POPオタなので力説してしまいました、すみませんw (Armyでありコニギでもあります)
でもこのセリフは身近な人に対しても言えますよね。家族や友人、恋人に対しても。
「親しき中にも礼儀あり」ということわざがありますが、それと一緒で、親しい間柄・お互いが好き同士であっても、何を言ってもいい訳じゃない。何をしてもいい訳じゃない。
長く一緒の時間を過ごしていると忘れがちですが、自分本位の考えで行動するんじゃなくて、相手の気持ちを一番に考えていきたいですね。
フルバ名言⑱ 認め合う心
綾女「ソリが合わなくても 食い違ってもいいじゃないか。きっと君にない物をボクが持ち ボクがない物を君が持って生まれてきたのさ。
・・・ボクは君の持つ弱さや優しさは とても尊い物だと思っているよ」
(フルーツバスケット6巻36話より引用)
どんなシーン?
由希が兄である綾女の営む店へ行った際に会話の中で「自分と兄は根本的にソリが合わないのかも」と言ったことに対して、「それでもいいじゃないか」と綾女が返します。
人間関係のヒント
気心が合わなかったら、意見や考えが食い違うのだったら、付き合っていけない。と思うのではなく、「相手にない物を自分は持っていて、自分にない物を相手は持っている」という考え方、素敵ですよね。
人生、色々な人と出会う中で、自分と違うからって相手を否定したり拒否したりするんじゃなくて、相手の自分とは違うところを認めて受け入れて、尊敬し合える。そんな関係性を増やしていきたいですね。
フルバ名言⑲ ずっと続いていくもの
今日子「人間てさ 他人を求めずにはいられないんだよ・・・多分。
多分・・・どんなに他人(ひと)に虐げられても家族にどんなに愛されても やっぱり他人(ひと)に受け入れてほしくなるんだよ・・・きっとさ。
それに それに親って子どもが幸せそうにしてたらさ それでホントに充分なんだよ。
だからさあんた達もいつかさ それぞれ別の道を歩き出すとしてもさ 薄情とか寂しいとか そんなことないよ。
続いていくものはきっと必ず あるはずだから。」
(フルーツバスケット9巻51話より引用)
どんなシーン?
透の親友であるはなちゃんは昔、持って生まれた特殊な力のせいで壮絶なイジメを受けていました。でも転校先の中学校で透とうおちゃんに出会い、一緒に過ごすにつれて心が満たされ、その力を自分の意志でコントロールできるようになりました。
花ちゃんは思います。イジメを受けてはいたけど、家族はみんな自分の力を理解しようとしてくれて、気持ちに寄り添ってくれて自分を愛してくれたのに、透たちに出会うまでは心が満たされていなかった。そのことが薄情なんじゃないかと・・・。
そんな花ちゃんに対して透の母・今日子は言いました。
人間関係のヒント
家族にどんなに愛されていても満たされない心。
「他の人にも自分を受け入れてほしい、認めてほしい」という心。
私も高校の途中で転校した時はまさにこれでした。
転校先に馴染めないものの、家に帰れば家族がいて自分を大切にしてくれて、いつも気にかけてくれていたのに、心は満たされていませんでした。
やっとクラスメイトと打ち解けることが出来て初めて心が満たされたのを覚えています。(でも家族には本当に支えられたので感謝しています)
そして仲の良い友達同士でも、いずれはそれぞれが違う会社に就職して、キャリアを積んでいったり、結婚したり、別々の道へ進みますよね。
でも本当に友達なら、この先も関係は続いていきます。
私も大学を卒業してそれぞれの道へみんな進み始めた時、最初はすごく寂しかったです。でも大学を卒業して8年経った今でも、一緒に遊んだり旅行に行ったり、他愛もない会話をLINEでしたり・・・続いています。繋がっています。
フルバ名言⑳ 「なぜ」をお互いに理解する
由希「"もうしない"なんてそんな言い方 もっと自分を追い込まないか・・・?
"もうしない"ことが解決じゃないだろ。 どうしてするのかをお互いに理解しなくちゃ。」
(フルーツバスケット14巻83話より引用)
どんなシーン?
由希と同じ生徒会メンバーの真知は、とある理由で、生徒会室を荒らしてしまいます。メンバーの1人であるナオが「なんであんな事したんだ」と問い詰めると、真知は「二度としません」と下を向き謝ります。それに対して由希が返します。
人間関係のヒント
これは会社でも家庭内でも当てはまりますね。
よく失敗した人、間違いを犯してしまった人に対して、頭ごなしに怒っては「もう同じことはするな」と言う人がいますが、それじゃ何の意味もないんですよね。
なんでその人はミスしてしまったのか、なんでその子は間違いを犯してしまったのか。
なんで=理由を知って、お互い理解した上で、今後どうしていくかを一緒に話していくべきです。
人が何かをする時には必ず理由が伴います。自分がそうであるように、相手もそれは同じです。
叱ってしまう前に、感情だけで怒ってしまう前に、「もしかして、何か理由があってこうしてしまったのかも?」と数秒でも相手の立場になって考えてみましょう。
フルバ名言㉑ 相手の倖せ
素子「私・・・由希に会えてよかったと・・・思います・・・私 この高校に入って良かったと思っています。 お祭りみたいに毎日騒いで・・・怒ったり笑ったり ご迷惑もたくさん かけましたけれど その中心にはいつも由希が居て・・・大好きでした 大好きでした由希・・・。
だから だから私 祈っています。 由希が・・・由希も 由希だけの倖せを手に入れることができますよう。もし現在(いま)が倖せなら それ以上の倖せも手に入れることができますよう 祈っています。
私の過ごした日々はきっと"倖せ"というもので だったらそれは由希がくれたもので 私はこんな風にしか返せませんけれど・・・ありがとう・・・」
(フルーツバスケット18巻103話より引用)
どんなシーン?
由希のファンクラブ会長の素子はもうすぐ高校を卒業します。
その前に自分の想いを、ずっと想い続けていた大好きな由希へ告げました。
人間関係のヒント
素子さんは今さら由希に対して「好きです。付き合ってください。」とは言わないんですね。
そう言っても想いが実ることがないって分かってるから。大好きで優しい由希を困らせてしまうのが嫌だから。
自分の想いを相手に無理に押し付けようとはしないのです。
それでも、あなたと会えてよかった、あなたが居てくれて毎日が楽しくて倖せだった、と感謝を伝えます。そして相手の倖せを祈ります。
好きな相手がこの先自分を好きになることはないし、付き合うこともないけど、相手の倖せを願うことができるってとても素敵ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フルバの名言はまだまだあるので、続きはシリーズ第3弾の記事にてご紹介します!
第3弾はコチラ
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【フルバ33個の名言から学ぶシリーズ③】人間関係のヒント(後編)と励まされるセリフ
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第1弾はコチラ
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【フルバ33個の名言から学ぶシリーズ①】自分を好きになるヒント
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