BTSの隠れた名曲３選をただ語る【ARMY歴６年目の私が独断で選ぶ】

2021年4月2日 2021年11月25日

みなさんこんにちは～！MINACHAYAのミナです。

ミナ

最近、漫画の記事ばかり書いてきた私ですが、突発的にバンタン(BTS)について書き殴りたくなったので、ここで発散させてください・・・！

というのも私、実は年季の入ったARMY(2016年～)でして。古参と言うにはおこがましく、新参と言うにも最近ハマったわけではなく何とも微妙なのですが笑

約10年前の大学時代、私は見事にＫ-POPハマり、BIGBANGやらSHINeeから始まり、2NE1やらEXOやらGOT7、WinnerやらiKonやら・・・あらゆるアイドルに手を出していました。(基本ＹＧ多めでした笑)

そして今から約5年前、友達にバンタンを布教され見事に沼に堕ち現在に至ります。(友よマジ感謝してる)

このブログではK-POPについてもバンタンについても書くつもりはなかったのですが、最近自分の中のバンタンについての想いが爆発しそうなので←、急遽ここに書かせてもらいます。

書きたいことは山ほどあるのですが、今回はバンタンの隠れた名曲をご紹介させてください！(既に知ってたらミアネ)

1 BTSの隠れた名曲①Born Singer
2 BTSの隠れた名曲②Moving On
3 BTSの隠れた名曲③So Far Away
4 さいごに

BTSの隠れた名曲①Born Singer

歌うために生まれてきたんだ

デビューから1ヵ月記念に発表された「Born Singer」。

BTS「Born Singer」の歌詞和訳 / K-POPに染まる日々

ユンギが自分のパートで歌っている「3年前」というのはデビューより全然前のこと。あれから3年経ったけど自分は変わってないし、本質は忘れずにこれからもラップをしていくと自分自身への決意を歌ってます。

ナムはデビュー前の「自分に本当にできるのか」という葛藤や、舞台に初めて立ったときの気持ち、そこからの変化、そして今まで通りこれからも努力し続けることを歌っています。

「みんなに言うには早いかもしれないけど、自分たちは歌手として生まれてきたんだ。歌うために生まれてきたんだ」

デビューからまだ一か月しか経っていなかった2013年7月13日。この曲で世の中に、そして誰よりアーミーたちにそう宣言したバンタン。

あれから7年以上経った今日、その言葉を有言実行するかのように、アイドルとして、アーティストとして、そして歌手として高みへ上り詰めました。

原曲はJ.Coleの「Born sinner」

J.Coleの「Born sinner」のサンプリングです。サンプリングといってもサビのメロディーは一緒で、ラップ部分のメロディもそこまで大きく改変されてはいない気がします。

原曲の「Born sinner」は訳すと「生まれながらの罪人」。
聖書の教えで最初の人間であるアダムとイブは罪を犯したので、人間は罪人であるといった意味が含められているそうです。

かつJ.Cole含む黒人たちが差別を受け、自分たちの存在を否定されていることによって、自分は生まれながらに罪を持っている、でも「But I'll die better than that, I swear(でもそれよりは良い死に方をすると誓うよ)」と歌っているという様にも捉えられるそう。(以下の動画参照)

歌詞の内容も黒人たちが今まで受けてきた仕打ちだったり生きにくい社会、音楽やラップに対する想いを歌っており、なかなかメッセージ性の強い歌です。

しかしバンタンは原曲へのリスペクトを忘れずに、でもしっかりと自分達の言葉で自分達の「歌手」「アーティスト」としての生き様を歌い上げています。

アジア人

今も根深く残っている人種差別。原曲の歌手であるJ.Coleが「黒人」というだけで差別を受けてきたように、バンタンのメンバー達も「アジア人」というだけでたくさんの差別を受けてきました。

最近で言うとグラミー賞のノミネート者をイラストにしたトランプ。他のアーティストが普通のテイストで描かれている中、バンタンたちは小さな穴から顔を出してグラミーのトロフィーでモグラ叩きされてボコボコになっているというイラストでした。

彼らは自分たちに対する人種差別はもちろん、世界中で起こっている人種差別や暴力について徹底的に反対する姿勢を常に見せています。

そんなバンタンだからこそ、J.Coleが歌ったBorn sinnerのサンプリングを歌う意味があるようにも思います。

#StopAsianHate #StopAAPIHate pic.twitter.com/mOmttkOpOt
— 방탄소년단 (@BTS_twt) March 30, 2021

(BTS公式ツイッターにて、差別への反対を訴えるツイート)

何も変わらない

こちらの曲はアルバムには入っておらず、YouTube上に上がっている動画やライブでしか聴くことができません。

2017年のソウルコンでめちゃくちゃ久しぶりに歌われたのですが、今までの軌跡を振り返るように、噛みしめるようにメンバーたちが歌うので感慨深いものがあります。

デビュー当時から取り巻く状況や環境はすっかり変わっただろうけど、彼らの中の大切なものは何も変わっていない。そんなふうに感じさせてくれます。

3分30秒あたりからお互い背を向けて歌っていたバンタンたちが内側を向いてお互い向き合うのですが、アーミーたちがサビを合唱してそれを目をつぶって大切そうに聴いている姿には思わず涙が出てきそうになります。

ぜひ歌詞の和訳を見てから動画を見てみてください。

BTSの隠れた名曲②Moving On

花様年華

2015年に発表されたアルバム「花様年華pt1」に収録された楽曲。

2013年にデビューしたバンタンは当初ヒップホップ色の強いアイドルとして売り出されましたが、思った以上に売れずI need youで路線を一気に変更。

青年たちの儚い青春を表したコンセプト、「花様年華」シリーズで一気に売れ始めました。

3集ミニアルバム: 花様年華 PT.1 輸入盤 CD / BTS 防弾少年団

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２つの意味での"引っ越し"

Moving Onは「引っ越し」という意味。

最初の宿舎から新しい宿舎に引っ越そうという物理的な引っ越しと、「アイドル」という立ち位置からもう1段階上、恐らく「アーティスト」と呼ばれるような立ち位置へ引っ越ししようという2つの意味を含んでいると思われる名曲です。

BTS「Moving On」の歌詞和訳 / K-POPに染まる日々

「いざかじゃ〜(引っ越そう)」とボーカルLINEが歌っているサビのメロディーもとても良いのですが、ラッパーLINEが歌うラップが当時のバンタンのリアルな心境だったり置かれていた状況だったりが、痛いほど歌詞に詰め込まれていて聞いていると切なくなります。

デビュー３年目の想い

バンタン7人全員にそれぞれのドラマがありますが、特にユンギとナムはデビュー前もアングラで奮闘し活躍していたラッパーでした。

この曲にはその当時からデビュー3年目に至るまで、2人が自分たちの夢を勝ち取るまでどんな思いで歩んできたのか垣間見えるというか、情景が目に浮かんできます。

今や韓国内だけでなく世界中で人気な彼ら。

そんな彼らにも下積み時代だったりデビューしても売れない時期だったり、時には周りから批判をくらって苦しんだり、人知れず涙を流すほど辛い時だってたくさんあったと思います。

この曲には、そんなバンタン達のたくさんの想いが詰まっています。だからこそこの曲をまだ知らないアーミーに聴いてほしいです。

BTSの隠れた名曲③So Far Away

「don't fall away」

ユンギが2016年にAgust D名義で発表したミックステープ「Agust D」の一番最後に収録されている曲です。

この曲ではSuranお姉様とフューチャリングしてるのですが、2017年6月14日、毎年行われているBTSフェスタの最終日にグクとジンのボーカルverが発表されました。

そこで明かされた重大なことが一つ。
実はサビで歌っている「don't far away」という歌詞は、本当は「don't fall away」だったそう・・・！！

ユンギがその間違いに気づいた時には既に楽曲が発表された後だったとか笑
サビは「遠くへ行かないで」ではなく正しくは「落ちていかないで(堕ちていかないで)」って歌ってるみたいです。

胸が締め付けられる歌詞

「みんな走ってるのになぜ俺だけがここにいる」とか「僕にも夢があれば飛び立つ夢があれば」とか「相手は俺なのに何を八つ当たりしてるんだ」とか・・・

誰しもに当てはまる部分がらあると思いますが、私も昔の自分に凄くリンクする歌詞が多くて、当時を思い出して胸が締め付けられます。

BTS「So Far Away」の歌詞和訳 / K-POPに染まる日々

今や大成功を収めている人気グループの一員であるユンギも私たちと同じ人間であって・・・こんな不安な気持ちに襲われたり、憂鬱な日々を過ごしたことがあるのかもしれないと感じさせてくれます。

サビで堕ちていくと言っているのは今の自分で、堕ちないでと言っているのは未来の自分が今の自分に言っているのかな？それとも堕ちていくしかないと言っている自分もいるし、それを止めている前向きな自分もいるといった葛藤なのかな？

なんて考えてしまいますが「試練の果てに満開にならんことを」や「始まりは微弱でも最後は壮大なはずだと」という歌詞から、少なからずこの曲の主人公は希望を持っていることは確かですよね。

今はこんなに情けなくても辛くても、最後にはきっとうまくいくよ。そう言って同じような人の背中を押してくれてるんですかね。

2017年ソウルのアンコンは神セトリ

Suranの声もすごく素敵なんですけど、グクとジンのボーカルverがめちゃくちゃいいです。このどうしようもなくやるせない思いを彼らの声で、言葉で表現しています。

グクとジンのボーカルverはアルバムには収録されておらず、サウンドクラウドやYouTubeでしか聴くことができません。

↓和訳が流れるオススメの動画 (埋め込み禁止だったのでリンク)
https://www.youtube.com/watch?v=Gv4LyBDH3RE

ライブでは①でご紹介したBorn singerと同じく、2017年のWINGSツアーのソウルのアンコールコンサートで歌われました。多分今後、歌うことはないんじゃないかってくらい貴重です。

しかもグクとジン君だけでなく、なんとテテとジミンちゃんの計４人で歌ってるんですうううう！！(BBA突然の発狂)

しかもしかもユンギのソロ「First Love」からの「So Far away」からの「LOST」。最高の流れすぎます。

ちょっと話逸れちゃうんですが、他にもWINGSのソウルのアンコンでは日本や他の国でやったセトリと全く違うんです！

日本の１曲目は「Not Today」でしたが、ソウルのアンコンではまず「Mic Drop」のリミックスverでぶちかましてきます。

Not Today始まりももちろん最高にかっこいいんだけど、マイドロは2017年のMAMAでも披露したダンスブレイクが入ってるバージョンなんです・・・！！かっこよすぎて禿げるううう(^○^)

↓以下、2017年ＭＡＭＡで披露されたマイドロ。

(最初はCypher 4から始まります。マイドロは3：00あたりから。)

私もWINGSツアー参戦しましたが、ソウルのアンコンのセトリはちょっと次元が違います、マジで。

「We Are Bulletproof」のpt1、2を続けてやったり、ラッパーラインの「Cypher」を1から4まで全部やったり、前述の通りアンコールでBorn Singer歌ったり・・・。

V LIVEで当時生中継されていたので、もちろんリアルタイムで画面にしがみついて見てたのを今でも覚えています笑

WINGSツアーは2017年の２月にソウルで幕を開け、そのまま日本を含む世界各国で開催され、12月にソウルで千秋楽を迎えました。もはや凱旋帰国。

バンタンたちも本国のアーミーたちに自分達の成長した姿を見せたかったり、今まで信じてついてきてくれたことへの感謝を表したかったんだと思います。

そのくらい気合いと気持ちの入った公演でした。

名曲紹介から完全に話題がズレてしまいましたが、ぜひWINGSツアーのソウルのアンコンをみなさんにも見ていただきたいです！

ＤＶＤはプレ値になりすぎて手を出しにくいですが、Ｖ LIVEのショップ「V LIVE＋」でなんと800コインで映像買えるのでオススメですｗ

V LIVE＋ BTSのページ

↓初のドーム公演であるWINGSツアー京セラドーム公演のＤＶＤもオススメ！

2017　BTS　LIVE　TRILOGY　EPISODE　III　THE　WINGS　TOUR　IN　JAPAN　～SPECIAL　EDITION～　at　KYOCERA　DOME/ＤＶＤ/UIBV-10048

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さいごに

BTS(バンタン)の隠れた名曲３選をご紹介してきましたが、いかがでしたか？

ちょっと途中からオタクパワー全開になっちゃったんですが、「BTSに最近ハマった！」って方にも楽しく読んでもらえてたら嬉しいです！

日本での新曲「Film out」のＭＶも出たばかりだし、これからベストアルバムも出るし、今年もたくさんアミ活していきましょ～！

↓ベストアルバムは初回生産分のみに「オンラインイベント」もしくは「スペシャル映像DVD・USB」が抽選で当たるシリアルナンバーが封入されてるそう！私は既に２枚予約しました笑