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「がんばる」がデフォルトになってない?竹内絢香『がんばらなくても死なない』の感想・レビュー

2021年7月26日 2021年11月19日

「がんばらなくても死なない」感想レビュー


毎日せわしなく自分が「やるべきだ」と思ってることをやってると、時々「がんばるの辛い」って感じたり、「そもそも自分は頑張ってると言えるのか?」とか疑問に思うことがあります。

そんなときにこの「がんばらなくても死なない」という本を見つけました。

ミナ
ミナ

「確かにがんばらなくても死なないと思うけど・・・」と感じつつ、どう考えたらそれが腑に落ちるんだろ?

そんな思いでこの本を手に取りました。

そんなわけで、今回は竹内絢香さん著「がんばらなくても死なない」を感想を交えてご紹介していきます!

こんな人にオススメ!


・全然がんばれてないと感じる人
・何となく生きづらいと感じてる人
・自分を嫌いになりかけてる人
・普段の生活の中で理由は分からないけど何だか疲れたなと感じる人

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「がんばらなくても死なない」ってどんな本?

漫画家の竹内絢香さんが、自分の体験を元に書き記した「がんばらなくても死なない」

小さい頃から絵を描くのが大好きだった竹内さんでしたが、「絵描きは食ってけない」と言う言葉を信じ、そのまま進学して某メーカーに就職。

しかし絵描きになりたい夢が捨てきれず、脱サラしてロンドンの美術大学に私費留学!(すごい!)

その後 日本に戻ってきて漫画家として活動を始めますが、全く売れず・・・

もともと真面目だった性格もあり、仕事がない=頑張ってないという状態にひどく悩み苦しみます。

その結果「できないものはできない 自分を責めるのはやめよう」という考えに達し、自分のペースで毎日を楽しく過ごせるようになります。

そして現在、夢だった漫画家として活躍中の竹内さん!

この本には竹内さんが会社員時代や留学時代、そして悩みのどん底にいたときを振り返って気づいた「毎日を機嫌よく過ごすためのヒント」がたくさん散りばめられています。

ミナ
ミナ

漫画になってるので、普段本をあまり読まない人でもスムーズに読めるかと!



「がんばらなくても死なない」の感想レビュー

「がんばらなくても死なない」感想レビュー

「自分」をがんばりすぎてる人

大切なのは厳しすぎず甘すぎもしない「適切な自己評価」

つい自虐的に考えてしまう人に向けて。

自虐が癖になってしまうと、本当に自分のことをダメな人間だと思い込んでしまいます。

もちろん尊大になるのもいけないけど、大切なのは厳しすぎず甘すぎもしない「適切な自己評価」。

言葉って本当に言霊が込められていて、言葉の向かう先が自分であっても、良くも悪くも影響してしまいますよね。

ミナ
ミナ

私もたまに人に褒められると「そんなことないよ〜」とか「大したことないよ〜」から始まって、いくつか自虐の言葉を使ってしまうことがあります。だめよね〜( ;∀;)

過度でもなく過小でもなく、その時の自分をきちんと評価していきたいですね。

完璧を求めても終わりはない

完璧主義で苦しんでる人に向けて。

仕事など何かをする上で大切なのは「完璧に仕上げること」ではなく、「終わらせること」。なぜなら完璧を求めても終わりがないから。

一生その一つのことを直し続けるのか?いや、違いますよね。

完璧に対して出来ない自分を責めるのでなく、「できるようになった部分」を大切にしましょう!

筆者が本書の中で「自爆型完璧主義」って言葉を使ってるのですが、共感しかありません笑

勝手に自分でものすごい高い理想を掲げるけど、結局その理想に毎回届かなくて「私なんて・・・」と落ち込むってことがルーティンになってますw

ミナ
ミナ

なんか毎回自分の本当のキャパを理解しないまま、キツキツで目標立てて自爆して自己嫌悪しちゃうんですよね(;^ω^)

筆者の先生がおっしゃってたように、「大事なのは完璧に仕上げることでなく終わらせること」って言葉を肝に命じようと思いました。

そして新しくできるようになった部分を把握して、自分を褒めてあげれるようになりたいものです。

自分の機嫌を取る方法をたくさん散りばめておく

落ち込んだ気分からなかなか抜け出せない人に向けて。

怒ったり悲しんだりを全くしないで生きるのは、はっきり言って難しいですよね。

でも自分の機嫌を取る方法をたくさん持っておくと、気分がすぐ切り替えられます。

私も昔から気分の浮き沈みが激しく、かつ、一度落ち込むとなかなかそこから抜け出せないといったことが多かったです。

無理に「元気にならなくちゃ」と自分に思い込ませるのでなく、普段自分がテンション上がることやものを日常の中に散りばめておくと、いざ落ち込んでしまった時もすぐに立ち直れますよね!


「日常」をがんばりすぎている人

さっさとやってしまった方がストレスから解放される

 やらなきゃいけないことができない人に向けて。

やらなきゃと思っているストレスは、実際にやっているストレスより重いとのこと。(真偽のほどはわからないらしいが)

なので「これをしてしまえばストレスから解放される」と認識することで意外とすんなりできてしまうそうです。

ミナ
ミナ

確かに「あれやらなきゃ」と思っている時が、実際にそのことをやっている時よりストレスを感じる事があります(;'∀')

家事で例えるとトイレ掃除したり掃除機かけたり、始めたらわりとすぐに終わることでも「やらなきゃ、でもめんどくさい〜」って思って、結局ずっと気にしながらも後回しにしちゃうんですよね~。

「今やればこのストレスから解放されるんだ」と認識するってことを、これから意識して生活してみたいと思いました。

「何もしない時間」は明日からまたがんばるための休息

何もしてないことに罪悪感がある人に向けて。

マラソンと一緒で、人生もずっと全速力で走り続けることはできませんよね。

途中で息切れしてしまうので、明日からも走るためには速度を加減することも必要です。

よって何もしない時間がたとえあったとしても、それは「明日のための休息なんだ」と考えましょう!

私もよく何もしてないことに罪悪感を覚えていました。1番強く感じたのは、大学を卒業して専門学校に行っているとき。

就職しないで専門学校へ行くと決めたのは自分ですが、いざ新社会人として会社で働いてる友達と会うたびに大きな不安だったり焦燥感を感じていました。

ミナ
ミナ

「みんなは社会に出て働いて何かを生み出しているのに、自分は何もできていない、価値がない」とか思ってました・・・

「働いてない=何もしてない」的な方程式が自分の中にできてたんですよね。

今でも体調があまり良くない時とかほとんど何もできない日がありますが、「これは明日からも頑張るための休息」だと思えば、少しは心が軽くなる気がします。


「人生」をがんばりすぎてる人

「すごい」は「普通」の積み重ね

すごい人になれないと感じる人に向けて。

「やったほうがいいよな」と頭では分かっていても、それを実行するまでに至る人は少ないです。

逆を言えば、世の中で「すごい」と言われる人たちは、そのやったほうがいい「普通のこと」を積み重ねることによって成果を出しています。

もちろん生まれつきセンスがある人っていると思いますが、世の中で「すごい人」認定されている人たちって、いきなり特別なことができるようになったかというと、そうではないんですよね。

日々の努力の積み重ねが結果として出ているだけなんですよね。

未来は「今」でできている

漠然と将来が不安な人に向けて。

先のことを不安に思ってしまうのは1種の自己防衛。

ある程度予想しておけば、いざ悪いことが起こっても過剰に落ち込まなくていいし、その不安を少しでも解消するために事前に備えることもできます。

でも未来のことって結局誰もわからないですよね。

そんなわからないものに対して、ただ悶々と悩んで暗い気持ちでいるのってもったいなくないですか?

今の自分がどうにかできるのは今この瞬間の自分のことだけ。そしてこの瞬間の積み重ねが未来を素敵にしてくれる。未来は「今」でできています。

私も大学生の頃とか社会人になって間もない頃とかは、よく将来に漠然な不安を抱えていました。

ミナ
ミナ

「このまま就職できなかったらどうしよう」「一生独り身だったらどうしよう」「大きな病気にかかってしまったらどうしよう」とか、今思うと悩んでいてもほんとにどうしようもないことを悩んでいました笑

結局将来どうなるかなんてその時になってみないとわからないんだから、その時の為に今から少しずつ積み重ねていくことが大事なんですよね。

そして将来に不安ばかり感じてないで、楽しいことを想像したり今この瞬間も楽しむ気持ちが大事ですよね!


「がんばること」がデフォルトになってる人は

人間にはどうしても頑張れない時だってある。

「がんばって」と気軽に言い合うように「がんばる生活」って当たり前のものになってるけど、それが気づかないうちに自分に無理をさせたり、できなかった自分を責めてしまう原因になる。

でも人間にはがんばれない時もあるし、がんばらなくても死にはしない。

「がんばれ」をデフォルトにしてしまうと苦しい。

英語でがんばってと言う言葉はないが、それにあたる言葉は恐らく「Good luck(幸運を!)」。

だから頑張れた日があっても「今日の私は調子いいんだ、ラッキー!」くらいに捉えるのがちょうどいい。

(要約)

自分が全然がんばれてないと感じるときってありますよね。

私も「自分全然だな」とか「こんなの頑張ったって言えない」とか、気づくと自分を責めてしまうことがあります。

ミナ
ミナ

『「がんばれ」がデフォルトになってる』って言葉にハっとしました。自分の中でも無意識に「がんばらないこと=悪」って思っちゃってたなと。

頑張れたらそれは当たり前なことではなく、ラッキーなこと。

頑張れなくてもそういう日もあるし、全項目でも紹介した通り、明日からまた頑張るための休息だととらえれば気持ちがだいぶ楽になります。


おわりに

おわりに

いかがでしたか?

「こんなにがんばらなくても死ぬことはない」って何となく分かってても、気づいたらついついがんばりすぎちゃう時ってありますよね。

そんな時は「がんばる=デフォルトじゃないんだ!」「がんばらない時間も大事なんだ!」って思い出してあげると、気持ちが楽になると思います。

私もやることはやりつつ、でも気負うことなく毎日を気楽に生きていきたいです。

本書では今回ご紹介したもの以外にも

・周りに合わせて無理をしてしまう
・他人に嫉妬してしまう
・他人にどう思われているか気になる
・SNSがキラキラ見えて苦しい
・すぐ感情的になってしまう

など、他にもたくさんのケースやその対処法が載ってます!

特に第3章では「人間関係をがんばりすぎている人」に向けて書かれているので、周りの人間関係で悩んでる人・疲れてる人は必見です。


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