2021年7月10日 2021年11月19日
こんにちは！MINACHAYAのミナです。
前回に引き続き「メイドインアビス」第４巻のあらすじや見どころ、感想をご紹介していきます！
前回、深界四層まで辿り着いたリコとレグ。
しかしタマウガチの毒針とアビスの呪いによってリコは危険な状態に。そこへ現れた「成れ果て」のナナチによって助けられた２人。
ナナチにはミーティという大切な存在がいました。白笛の一人、ボンドルドによって人の姿も知性も奪われてしまったミーティ。死ぬこともできないミーティを苦しませずに殺せるのが、レグの火葬砲でした。
レグはミーティを火葬砲で消し去り、その体から魂を解放してあげます。
メイドインアビス３巻
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ポートフォリオ
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深界五層では何が待ち受けているのか？
ボンドルドは何をしようとしているのか？
早速４巻を見ていきましょう！ネタバレ注意です。
目次
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「メイドインアビス」4巻【ネタバレ有】見どころと感想①
もう１人
レグは夢を見ていましたが、いい匂いで目が覚めます。
起きるとナナチとリコがシチューを作っていました。リコは無事に目覚めたようです。
食事をとる3人でしたが、リコはあることに気がつきます。
「ねぇ もう1人誰かいなかった？」
その言葉に驚くナナチとレグ。
リコは寝ている間、ずっと夢を見ていました。
重くて真っ黒な岩のような物の中にいて、それがだんだんと狭くなり、痛くて苦しかった。自分が何だったのかも分からなくなり、言葉の出し方も忘れてしまったと話すリコ。
リコは怖くてずっと泣いていました。すると別の泣き声が聞こえます。
目の前に開いている穴からその泣き声の主の目が見え、最初はびっくりしたリコでしたが、その子も怖がっているのが分かり安心します。
声は出せませんが、目だけで大丈夫だよとずっと励ましていたリコ。すると突如煙のような匂いがして、その子の泣き声が止みます。
気づくと目の前にその子が立っていました。それはミーティでした。
その子は振り向かずに行ってしまったが、横顔が見えたと話すリコ。その横顔は、探窟家たちと同じ憧れに溢れた目で前を見据えていました。
そしてリコは自分が何になりたいのか思い出して、ミーティの後を追っていきます。すると目が覚めていたのです。
その話を聞いて俯くナナチに声をかけるレグ。
リコは赤子の頃に一度死んでいて、遺物の力で再び命を得ている。なのでもしかしたらリコの命はアビスと深いところでつながっていてー
ナナチはレグの話を遮ると、「今度はちゃんとリコを守ってやれ」と言って部屋から出て行きます。
新たな仲間と共に
徐々に回復してきたリコ。左手の動きを確認すると、親指だけは動くようです。
その様子を見ていたレグは謝ります。
自分が下手に切ってしまったばかりに腕がー
そう言って俯くレグに、この傷はレグが自分を守ってくれた大切な証だと話すリコ。
その様子を見守っていたナナチ。リコはナナチの元へ行くと、自分たちと一緒に来てくれないかとお願いします。
ナナチはすぐに承諾。リコはミーティのお気に入りだから、途中で投げ出したら次会ったときに怒られてしまう。そして自分はリコ達が次に目指す場所から来たのだと話すナナチ。
3人は早速準備に取り掛かります。
数日後ー
アジトを出発した3人。
地図を辿って行き着いたのは深界四層の中部「不屈の花園」。見渡す限りに不屈の花、トコシエコウが咲き乱れていました。
レグとナナチは誰かの悲鳴に気づきます。丘のふもとを確認すると、探窟家がいました。何人かは倒れているようです。
様子を見に向かうレグ。待機していたリコは望遠鏡を覗いていると、探窟家がライザの無尽鎚を持っていることに気づきます。
ナナチも確認すると、その探窟家はボンドルドの探窟隊「祈手(アンブラハンズ)」の1人でー
不屈の花園
ナナチはレグに無線でボンドルドの手下がいることを伝えます。しかしレグが気づくと既に目の前まで距離を詰められていました。
レグが先ほど聞こえた悲鳴について尋ねると、原因は自分だと答える祈手。持っていた無尽鎚を「もう落とすな」と言ってレグに渡します。
そしてこの花園は60日以上前に「禁域」に指定されているとのこと。それは「クオンガタリ」と呼ばれる小さな虫の出現が原因でした。
生物は人間含め頭を侵され生きたまま幼体の餌となります。ここに倒れている探窟家たちも生き餌となってしまったようです。
レグは祈手たちのボス、ボンドルドについても尋ねますが、今はいないと返されます。
「層を跨ぐやり方は不都合が出やすい」
すると突如、生き餌たちが笑い始めます。成体の活動期の合図のようです。
祈手は生きてる探窟家たちがまだいるにも関わらず、火炎放射器のようなもので一帯を燃やしていきます。
「すぐ友人のところへ戻れ 黎明卿は君たちの到着を心待ちにしている」
～ここまでの感想～
ミーティ
リコが呪いと戦ってる間、精神世界？ではミーティと出会ってたんですね。そして泣き声が止んで、憧れに溢れた目をしたミーティが歩いていったということは、レグの火葬砲によって無事に魂が解放されたってことですよね。悲しいけど良かった。
またどこかで会える気がしたと話すリコ。死んだ人はアビスに魂が還ってくると言われてるので、もしかすると違う形でまた会える日が来るかもしれませんね。
寄生虫"クオンガタリ"
待て待てまたエグい生き物でてきましたよ。今度は寄生虫。トコシエコウに擬態して近づいてきた生き物の頭に寄生。
寄生された生き物は生きたまま幼体の餌になるってエグみが過ぎます先生。
そして「本来ここにいるはずのない生物だ」と話す祈手。２話でも一層にいるはずのないベニクチナワがいてリコたちを襲ったし、アビス内で何か異変が起きてるのでしょうか？
「メイドインアビス」4巻【ネタバレ有】見どころと感想②
六層への入り口
白笛が深界六層より下、つまり絶界行に使う唯一の侵入口は前線基地(イドフロント)の中にあります。
そしてそこはボンドルドの実験場(はこにわ)。ナナチが来たのもこの場所からです。
アビスから命を得て蘇った白笛の子供、呪いを一切受けない自立する機械人形。ボンドルドがみすみす通すとは思えないと話すナナチ。
3人は深界五層「なきがらの海」へ到着。
海で採ってきた魚を調理して食事をとります。
そんな中、リコに料理を教わっていたナナチ。もしミーティにまた会えた時に食べさせてあげたかったのです。
しかし実際会えるなんて思っておらず、自分の心の持ちようの話だと話すナナチに、諦めるのはまだ早いと返すリコ。
「だってここはアビスだもの！」
ミーティにもう一度会う方法だって、「アビスの呪い」がある理由だって、「成れ果て」や「遺物」の秘密もきっと分かるはずー
そんなやり取りをする中で、ナナチは自分がずっと望んでいた冒険をしている喜びを噛み締めます。
深界五層下部「前線基地(イドフロント)」に到着した3人。
建物は何千年も前に祭祀場だった遺跡を利用していると説明するナナチ。
そこへ女の子が現れます。
「あんたらがパパの客？ずいぶんちっこいじゃない」
模様の意味
女の子の名前はプルシュカ。3人を前線基地の内部へと案内します。
そこへ現れたボンドルドとその手下の折手たち。ボンドルドは3人の到着を歓迎し、ナナチとの再会を喜びます。
「そうそう 先日あの子の肉電球が消えていたのです おめでとう」
ようやく解放されたのですねー
その言葉にカッとなるレグでしたが、ナナチに止められます。
自分たちは先に進みたいだけ。ここを通してほしいと話すナナチに、構わないと返すボンドルド。
しかし六層へ行くために使う祭壇は、内部から白笛で起動するもの。白笛は本人でしか使えないのだと続けるボンドルド。
少し休んでから考えを巡らせてみてはー
プルシュカに案内されて部屋へと向かう3人。
リコとプルシュカが仲良く話す中、ナナチは考え込みます。
あの実験を平気で行っている時に既に娘がいたのか、何が狙いでコイツを自分たちに近づけたのかー
その夜ー
リコがぐっすり眠る中、まだ起きていたレグとナナチ。ナナチはレグのヘルメットに浮き出ている模様が、以前より減っていることに気がつきます。
ナナチは自分が持っていた遺物を取り出すと、そこにも同じような模様が浮き出ていました。そしてそれは使用すると模様が減っていくようです。
つまり模様の意味は「使用不能までの使用回数」。
レグが動くためのエネルギーは微々たるもの。恐らく「火葬砲」がかなりのエネルギーを消耗しているのです。
模様を見るに、使用回数は多く見積もっても3回程度。火葬砲を撃つのはナシだと話すナナチ。
「お前が鉄くずに戻るのはそのまま冒険の終わりを意味しているんだよ」
五層の呪い
夜中に目を覚ましたリコ。
周りを見渡しますがレグとナナチの姿がありません。
部屋を出て探しに行きますが、どこにも見当たらない2人。残っているのは鎖で封鎖された階段のみ。
上昇負荷がかかるので登ってはいけないとプルシュカから言われていたリコでしたが、意を決して足を踏み入れます。
負荷は怖いけど 手遅れになったものを見せられて後悔するのはもっと怖いー
緊張しながら階段を登るリコでしたが、口の中で何かが転がったことに気がつきます。
手のひらに出して確認すると、それは自分の歯でした。
驚くリコでしたが、休む間もなく次は頬や手にざっくりと傷が入ります。傷口を確認しますが、痛みがないようです。
そしてリコの体の感覚は徐々に消えていきます。
声が聞こえない、自分に触れない、自分の形が分からないー
「リコ・・・？」
自分を呼ぶ声で意識が浮上したリコ。目の前には心配そうな顔をしたプルシュカがいました。
どうやらリコは階段を上っている途中で、顔から思いっきり転んだようです。
五層の呪いは肌の感覚やまっすぐ立っている感覚も奪う。無意識の力で自分自身をどんどん壊して、気がつかないまま死んてましまうと話すプルシュカ。
リコはレグとナナチがいなくなったことを説明します。するとプルシュカは帽子の中で寝ていた小動物を起こすと、階段を登らせていきます。
名前はメイニャ。五層の呪いは人間が持ってない感覚を奪えず、メイニャの目や足は自分たちとは違うものを感じ取っていると話すプルシュカ。
その頃、ナナチはボンドルドの元を訪ねていました。それはここでまた働く代わりに、リコとレグに手を出さないでほしいとお願いするためでした。
しかし時すでに遅し。
レグは目が覚めると身体を機械に繋がれ、祈手たちに囲まれていました。
声も出ず、目隠しもされているため何をされているか分からないレグ。
次の瞬間、激痛が走ります。
祈手がトレーの上にあるものを乗せます。それは切断されたレグの右手でした。
～ここまでの感想～
プルシュカ
ボンドルドに娘がいたことが判明しました。あんな非道な実験をよく娘と同じような年頃の子供たちにできますね。娘のプルシュカは実験のこと知らないのでしょうか？
リコがあなたにとってお父さんてどんな人？とプルシュカに尋ねると「最高のパパ」だと答えるんですね。でもナナチにとっては自分をこんな姿に変え、"たからもの"である友達を殺した張本人なんですよね。娘のことだけは大事にしてるのか？それとも何か理由があるのか・・・
プルシュカについて「血は薄いけど私の娘です」と言っていたのが気になります。血が薄いということは、実の娘ではないけど、遠い親戚みたいな存在ってことでしょうか？
頭の模様と呪い
レグの頭の模様はレグの寿命だったとは。しかも多く見積もって火葬砲あと三回しか撃てないとか詰みじゃないですか。
そして五層の呪いこえええ。でも五層の呪いは「ヒトが持ってない感覚は奪えない」ってなんだか人為的なものを感じませんか？「アビスの呪い」って実は人間が操作してる・・・？
「メイドインアビス」4巻【ネタバレ有】見どころと感想③
五層の捕食者
レグの元に駆けつけたナナチ。レグはあまりの痛さによって気を失っているようです。
リコとプルシュカも到着。プルシュカは祈手たちを制止しますが、逆に囲まれてしまいます。
「ここに入ってはいけない 卿に言われませんでしたか？」
祈手たちはそう言うと、今度はプルシュカを装置に繋げようとします。
呆然とするプルシュカでしたが、リコが後ろから抱きしめるとそのまま一緒に後ろへ飛んでいきます。リコの体にはレグの伸びる腕が括りつけられていました。
何とか部屋から脱出した4人。レグはまた気を失ってしまいます。
「奴らはハナっからこうするつもりだったんだ」
ナナチはそう言うとレグを背負います。一旦外に退避するようです。プルシュカも連れて行こうとするリコでしたが、プルシュカはここに残ることを選びます。
船に乗り込むリコ達に謝るプルシュカ。
こんなこと言えた義理ではないけど、レグも直って全部丸く収まったらー
「リコ！あたし一緒に冒険行きたいんだ！」
遠ざかる船に叫ぶプルシュカ。そこへ祈手たちがやって来てプルシュカを連れて行ってしまいます。
前線基地から離れた3人。ナナチは怒りでいっぱいでした。
奴をのさばらせちゃいけないー
するとレグが何かの匂いに気づいて目覚めます。それは以前ナナチが作った奈落シチュー、その焦げた部分の匂いでした。
リコはハッとすると、母ライザの封書を思い返します。
"ここに来るまでゲロで狼煙をしてない奴らは死ぬ。なぜなら巣の近くは独特な匂いがする"
そう書かれていた封書。
七尾の猛虫、五層切っての捕食者「カッショウガシラ」について書かれていました。
ナナチとレグが砂氷に隠れていると、ボンドルドと祈手たちがやって来ます。追って来たようです。
「自分たちと一緒に帰ろう」と話すボンドルドでしたが、そこへリコが現れると無尽鎚で砂氷を破壊。
砂氷の下にいたカッショウガシラたちが目覚め、ボンドルドたちを襲います。
探窟隊「祈手」の正体
カッショウガシラに捕食されるボンドルドたち。しかしボンドルドは「枢機へ還す光(スバラグモス)」でカッショウガシラの大群を殲滅。
3人は岩場に隠れていましたがすぐに居場所を知られてしまいます。実はボンドルドはナナチの目に細工をしていました。
それは視覚の覗き見。常にナナチの見ている光景をボンドルドたちも見ていたのです。
しかし覗き見はおそらく瞬間的なもの。会話の内容などを知られる事は無いと話すナナチ。
視界の覗き見を逆手に取り、準備したものを印象づけて全く別の方法で畳み掛ける。
その作戦でボンドルドに攻撃を仕掛けていく3人。
レグはなきがらの海にボンドルドを沈めていきます。水の中では「枢機へ還す光」は撃てないからです。
そして前線基地の水位のすぐ下は深界六層。レグはそこまで沈めたボンドルドを一気に水面へ上昇させていきます。
「よくもミーティを・・・ナナチを・・・そんなに実験が好きならお前自身で味わい尽くしてみろ・・・！」
ボンドルドは上昇負荷により体はボロボロ。レグはトドメに大きな岩をボンドルドの上に投げ落とします。
そこへやって来たプルシュカ。父の無惨な姿に涙を流します。
「お願い・・・あたしを置いてかないで・・・」
そこへ祈手の1人がやって来てボンドルドの仮面を取り外すと、自分の頭に装着します。
「パパですよ プルシュカ」
祈手の姿はみるみるボンドルドの姿へと形を変えていきます。それを喜んで受け入れるプルシュカ。
なぜ二人いるのかー
混乱するナナチの問いかけに、探窟隊「祈手」は全て自分だと返すボンドルド。
そのままプルシュカを連れて、前線基地へと引き上げて行きー
～ここまでの感想～
得体のしれない何か
ライザの封書に書いてあった情報で敵を欺いたリコ！さすがです！しかしそれでも死ななかったボンドルド。
ハボさんがボンドルドについて「得体の知れない何かが仮面被ってヒトの真似事しているんだ」って説明するシーンがあるのですが、本当だったらどうしよう。
全部自分？
怖い怖い。なんでボンドルドの仮面被った別のやつがボンドルドって名乗って、娘のプルシュカはそれを疑うことなくパパと呼ぶのか。探窟隊のメンバーは全部自分ってどういう意味だ！？分身してる的な？
そしてプルシュカこれ死亡フラグとちゃいます？次にリコたちが前線基地に戻ってきたらもういないんじゃ・・・
あと「アビスは呪いだけでなく祝福も与えている」ってボンドルドの言葉が気になります。リコが死産から生き返ったのは、「アビスの祝福」を受けたから？とか考えてしまいます。
さいごに
４巻ではナナチを新たな仲間に加え、深界五層の前線基地へと辿り着いたリコたち。
黎明卿"ボンドルド"と娘のプルシュカは３人の到着を歓迎しますが、祈手たちがオーバーツであるレグを拘束して腕を切断。
３人はボンドルド達に攻撃をしかけて倒しますが、生き返ったボンドルド。
ボンドルドはなぜ生き返ったのか？
プルシュカはどうなってしまうのか？
５巻も必見です！
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