2020年9月6日 2022年3月17日
「仕事が辛い、やめたい・・・」
働いている誰しもが1度は考えたことがあるかと思います。
私も今まで2社で働いてきましたが、何度か「仕事まじでやめたい!」と考えては悩んで、その度に自分なりの答えを出してきました。
「いまはきっと辞めるべきじゃない。まだ頑張れる!」
「もう心も体もズタボロだからやめよう・・・」
そう決断しながら今まで社会人をやってきました。
後悔は一つもないと言えば嘘になりますが、今は心も体も余裕がある生活を送れています。
でも、もし自分が仕事が辛くてやめたい時期に、この先どうしていけばいいのかをアドバイスしてくれたり、気持ちを少しでも前向きにしてくれる媒体を読んでいれば、もう少し冷静な判断もできたのでは、と思うこともあります。
この記事では、そんな過去の私のように現在苦しい思いをされてる方へ、
「やめたいと思ったときどうすればいいのか」
「実際にやめたいときにどんな選択肢があるのか」
「やめたあと不安なんだけど・・・」
という気持ちを少しでも解消できるお話をしていきます!
目次
仕事が辛い!やめたい理由とは?
やめたい理由1:人間関係が上手くいかない
組織で働くということは、色々な人と関わり合いながら働いていくということ。
特に直属の上司や先輩と考えが合わなかったり、すぐに怒鳴ってきたり、そうでなくともピリついた空気をいつも出していたり、もしくは放置されたり・・・なんてことがあると、仕事自体が苦痛になってきますよね。
私も上長に何を言っても話が通じず絶望した事があります。
人としては別に嫌いでないのに、仕事となるとなぜこんなに分かり合えないんだ・・と悲しくなりました( ;∀;)
また部下についても、部下が仕事ができなかったり遅かったりすると、全て自分にシワ寄せがきます。
さらに厄介なのは部下同士で結託されることです。
何も言う事を聞かず、影では自分の悪口を聞こえるように言ってる・・・なんてこともありますよね。
私も部下のほぼ全員と一時期関係が悪くなり、それによって上からの評価が悪くなったことがあります。そして「自分は部下のご機嫌取りをしなければいけないんだ」と思っていた時期がありました。
人間関係はどこにいっても必ずあるものですが、もし今の会社の人間関係があなたの心と体に負荷しか与えなかったり、あなたの道を邪魔するのであれば、転職しましょう。
自分を変えることはできるけど、他人を変えることは中々難しいものです。
そこにあなたの人生の貴重な時間を費やすのはもったいないです。
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やめたい理由2:心身ボロボロ
ここでいきなり質問ですが、最近よく寝れていますか?
なんだか呼吸がしづらくなっていませんか?音に対して敏感になっていませんか?なんだかダルくないですか?
最近心の底から笑ってますか?
もしかして無意識に涙が出て止まらないってことありませんか?気分の浮き沈みが激しくないですか?
消えたいとか思ってませんか?
これはすべて、私が鬱になったときの症状です。
あなたは大丈夫ですか?
もしほとんど当てはまるなら、今すぐ休職するか会社を辞めましょう。
自分のことを責めないであげてください。あなたは頑張りました。
また頑張れるように今は少しだけお休みするだけです。
やめたい理由3:その他
「ミスを何回もしてしまう、やめたい」
分からなかったことや出来なかったことはメモを取っていますか?
そのメモをノートにまとめていますか?
そしてそのノートを家に置きっぱなしにはしてないですか?
新人の頃にミスを何回もしてしまうのは当たり前です。
分かることより分からないことの方が多いから。
大事なのはそのミスを繰り返さない事です。
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「入社したばっかだけど仕事つまらない、やめたい」
「つまらない」と思えるほど何か仕事をしましたか?
ここで本当に「つまらない」と判断してしまっていいのですか?
曲りなりにもあなたが自分で選んで入った会社です。
やりがいは自分で見つけていくものです。
「給料が低い、やめたい」
何と比べて自分の給料は低いと判断していますか?
もしかして大企業や公務員の友達の給料と比べてませんか?
今の会社、人間関係はどうですか?福利厚生は何が揃ってますか?有給は取れますか?定時で帰れますか?
これらを踏まえてもう一度考えて、それでも「給料が低い、もっと稼ぎたい」と思うのなら、そこで初めて転職を視野に入れましょう。
仕事が辛い!やめたい!そんなときに試してほしい6つのこと
家族や恋人、友人に相談してみる
あなたの「仕事が辛い、やめたい」という気持ちを誰かに愚痴ったり相談はしましたか?
人に話してみると、少しだけ気分が落ち着きます。
ネガティブな思考になっていると、「人に話したところで」とか「迷惑をかけてしまう」とか、余計なことを考えて一人で煮詰まってしまいますよね。
私もそうでした。
「みんなも毎日働いてて忙しいのに、私の話を聞いてもらうなんて迷惑でしょ」と勝手に決めつけて、一人でこの気持ちを抱え込み鬱になってしまいました。
会社に怖くて行けなくなった時、初めて母に話すことができて、私はバカみたいに泣きました。そして少しすっきりしました。
あなたの大切な人はあなたのことを心配しています。迷惑だとか思ってません。
どうか勇気を出してあなたの気持ちを話してみてください。
信頼できる社内の先輩に話してみる
もし社内に信頼できる先輩がいれば、その人にも相談してみてください。
きっとその先輩も1度は「仕事辛い、やめたい」と考えたことがあると思います。
そしてどのようにその気持ちに対処してきたのか、聞いてみると視野が広がることもあります。
私が実際に先輩に相談したときは「会社を辞める」の一択でした。
しかし先輩から「時短勤務」について教えてもらったり、「辞めてもまた戻りたいときに戻ってくればいいんだよ」という言葉を聞いて、選択肢が広がり心が少し楽になりました。
ノートに今思っていることを全て書く
相談できる相手がいないもしくは相談したけど気が晴れなかった人は、ノートに今あなたが思ってることや考えていることを全て書いてみましょう。
頭の中でモヤモヤ考えるより、ノートに書いて可視化する方が自分の考えを整理できます。
私も煮詰まったときは、よくノートにバーっと自分の頭の中にある言葉を書きだします。
寝る前に日記を書くのもオススメです。
私は文字に書き起こすのも面倒なときは、スマホのボイスメモにその時自分が思っていることをバーっと話してます。
話している内に、「自分ほんとはこう思ってたんだ」と気づけたり頭の中が整理されたり結構スッキリするので、こちらもよかったら試してみてください。
体を動かしてみる
最近、体を動かしていますか?
運動不足もストレスを抱え込んだり、ネガティブな思考になってしまう原因の1つです。
私は会社を辞める前の2年間くらいは、ほとんどと言っていいほど運動をしていませんでした。
「明日も仕事だし・・・」とか「疲れるし・・・」とか思ってたんですけど実は逆で、ある程度 体を動かした方が寝つきが良くなるし、ストレスも発散できるんですよね。
会社を辞めた今、私は毎日1時間エアロバイクやフラフープなどの運動をしていますが、心も体も健康です。
いきなり毎日1時間はハードルが高い人は、まずは軽くストレッチから始めてみてはいかがでしょうか?
自分にご褒美を与えてみる
最近自分に何かプレゼントしましたか?美味しいもの食べに行ってますか?
忘れがちですが後輩や友人を褒めるように、自分のことも「よく頑張ってるね」「えらいね」と褒めてあげてください。労わってあげてください。
「ボーナスが入ったら自分にご褒美買ってあげるんだ!」ももちろん良いのですが、小まめに自分にご褒美を与えてあげると、仕事へのモチベーションをキープしてくれます。
例えば週に1度、ちょっぴり高めのランチを食べに行くとか、スパに行くとか。
もっと細かく言えば、1日の終わりに今日頑張った自分へのご褒美として、良い香りのする入浴剤を入れてお風呂に入る、とか。
午後3時にここまで頑張った自分へのご褒美として、大好きなチョコレートを食べるとか。
値段は関係なくて、「いかに自分のモチベーションを小まめに上げれる作戦を自分に仕掛けていくか」が大事です。
意識しないと中々難しいですが、「小まめに自分にご褒美を与える」って想像するとなんだかワクワクしませんか?
旅行に行ってみる
もし連休が取れるなら、まだ行ったことのない土地へ旅行してみませんか?
一人でもいいですし友人や恋人、家族とでもいいですね。
普段働いている場所や家から遠く離れた場所へ行くと、気分も開放的になります。
自分のことを知る人がいない場所で、のんびり過ごすもよし、観光地を楽しむでもよし。
私のおススメは広大な自然です。
知床や屋久島、伊豆半島などで自然を堪能して、夜は地元で取れた食材の料理をたっぷり食べて、露天風呂に浸かる。
最高にリフレッシュできます。(帰りたくなくなりますが笑)
仕事が辛い!本当にやめたいときの3つの選択肢
もし前述の6つのことを試しても「仕事辛い、やめたい」気持ちが続くようだったら、次のステップへ進みましょう。
選択肢1:休職
もし鬱の症状が出ているのであれば、無理に仕事を続けないで一旦休職しましょう。
「他の人に迷惑かけてしまう」「いま休むと昇給できなくなる」「積んできたキャリアが・・・」
心配ですよね。
自分が休むことによって現場や部署が人手不足になってしまう、そしてここまで頑張ってきたことを途切れさせたくないって思いますよね。
でも一番心配すべきはあなたの心と体です。
この状態で仕事を続ければ、あなたの心と体が再起不能になってしまうことだってあります。
私も万年人員不足の業界で働いていたので、自分が休むと現場がどうなるか嫌でも想像できました。
でも実際は自分がいなくても現場や部署は回ります。
迷惑をかけてしまうことは事実ですが、他の部署や本社の人達が自分が抜けた穴をカバーしてくれます。
あなたが積み上げてきたキャリアも全て消えて無くなってしまうことはありません。一旦ストップするだけでまた戻ってきたら積み上げることができます。
しかしあなたの心と体がいま壊れてしまえば、復帰するのにかなりの時間がかかってしまいます。
最悪、復帰することが難しくなることもあります。
どうか自分を責めないであげてください。
あなたはあなたの人生を今まで全速力で走ってきたので、ここらで少し休憩を入れるだけです。しっかり休憩を取れば、また走れるようになります。
選択肢2:退職してしばらくは自由に生きる
「これ以上、会社の人間関係に耐えられない、会社やめる!」
「でも次にしたいことも分からない・・・」
そんな人は無理に転職せず、1か月2か月くらい自由に生きてみるのもありです。
今まで忙しくて中々会えなかった人たちに会いに行ったり、中々時間が費やせなかった趣味に没頭したり、本を読んだり映画をたくさん観たり、海外旅行に行ってみたり。
いつの間にか毎日が楽しくなって、きっと心に余裕がでてきます。
その時、自分に「どんな事がやりたい?これからどう生きていきたい?」と聞いてみると、退職直後には考えてもなかったことが浮かんでくるかもしれません。
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選択肢3:転職
「これ以上、会社の人間関係に耐えられない、会社やめる!」
「次はこれがやりたい!」
次にやりたいことが分かっている人は今すぐ転職活動を始めましょう。
転職前は「また1から人間関係を作るのめんどいなあ」とか「新しい会社に馴染めるかなあ」とか悶々と悩んでしまいますよね。
でも転職後1,2か月もすれば新しい環境に慣れて、生き生きと働いているあなたがいます。
選択肢を3つご紹介しましたが、人によって今の状況は全く違うと思うので、人と比べず焦らず一歩一歩進んでいきましょう。
ちなみに私が1社目で鬱になったときは、休職→退職してしばらく自由に生きる→転職、と段階を踏んで社会人に復帰しました。
仕事が辛い!やめたい!よしやめよう!と決めたらやること
もし仕事をやめて次のステップへ進む場合は、以下の4つのことを必ずやりましょう!
やること①有給残日数の確認
自分の有給があと何日残っているかを必ず確認しましょう。
半年以上働いていれば必ず有給は発生しています。(アルバイトでも有給は発生します!)
最近は国が企業に対して、従業員に有給を積極的に取ってもらうよう推進していますが、蓋を開けてみればまだまだ浸透していないのが事実です。
例えばですが、あなたがフルタイムで働いていたとします。(アルバイトでも社員でも)
2年と半年働いたとして有給をまだ1回も使った事がなければ、あなたの有給残日数は33日です。
ほぼ1か月分もあります!
(有給について詳しく知りたい方はこちらの記事がおススメです:年次有給休暇とは|概要や付与日数の計算・義務化もわかりやすく解説 / 労働問題弁護士ナビ)
ここで気を付けてほしいことが1つ。有給には期限があります!
有給が付与されてから2年後までに使わなければ消滅してしまいます。
会社によってはこちらから聞かないと有給について教えてくれないところもあるので、入社したら自分で「有給の残日数、有給付与日、有給の期限」などを管理しておくことをオススメします。
ちなみに私が2社目を退職したときは、3年弱働いていたので使っていなければ33日残っていたのですが、期限がきれる前に10日程使っていたので、あとは退職前に公休とまとめて使いました。
なので、約1か月は働かずにお給料が発生するというなんとも嬉しい状況でした笑
有給が発生していることを知らずにそのまま退職するのはもったいなさすぎます。
必ず!退職日を決める前に有給の残日数を調べて、有給を使い切ってから退職しましょう。
やること②今後のお金のやりくりをシミュレーションする
退職したあと間髪入れずに働く人はお金の心配はそこまでないと思います。
でも休職する人や退職してしばらく自由に過ごす人は、必ずお金のやりくりをシミュレーションしておきましょう。
貯金が何百万ある人は別ですが、何も考えずに今まで通りの感覚でお金を使ってしまうと、収入が無いのでお金がすぐに消えていきます。
また休職中でも退職後でも、悲しいことに社会保険や住民税の支払いは続きます。一人暮らしの場合は家賃の支払いも心配ですね。
ただ、支払うお金だけではなく得られるお金もあります。
もしあなたが鬱になってしまい休職する場合は、病院で「鬱」と診断されれば傷病手当金を申請して受給することが可能です。
また退職される方も会社で雇用保険に入っていれば、失業保険(再就職手当)を受給することができます。
自分がいくら受給できるのか、また社会保険や税金でいくら支払わなければいけないのかを、あらかじめ計算して今後の生活のメドを立てておきましょう。
やること③上司に伝える
退職する旨は退職希望日の約2か月前に伝えておくとベストです。
①と②が済んだらさっそく直属の上司に退職する旨を伝えましょう。
ただ嫌いな上司でなくとも退職することを伝えるのは緊張しますよね。
しかしここで先延ばしにしてしまうと、せっかく次の道へ進むと決心したのに、結局「言いにくいし面倒くさいし辞めなくていっか・・・」となって今までと同じ生活を送る羽目になります。
もし言いにくければ、たとえば先にメールで一報しておくとか(もちろんあとでお時間がある時に詳しくお話致しますと一言添えて)、上司が多忙でなかなか会えない方であれば、電話で先に伝えておくとかでもありだと思います。
最終的にはきちんと対面してお話しなければいけないのですが、先に「こういったお話があるんです」と言っておくと、自分も相手も落ち着いて話せるかと思います。
そして話し合っていくと必ず上司から引き止められるかと思います。(これも上司の仕事の1つなので)
「部署を変えてみる?」とか「休職でも大丈夫だよ」とか。
部署を変えたり休職することで今あなたが抱えている辛い気持ちが解消されるのであれば、考えてみてもいいかもしれません。
でもきっと多くの人が、退職を決心する前にそんなことは何回も考えたかと思います。
それでも「やめたい、次に進みたい」と思ったから退職するんですよね。
私も上司からの引き止めで心が揺れてしまいましたが、
「この気持ちは部署を変えたからといって、休職したからといって変わるものなのか?」
「恐らく一時的には良くなってもまた同じことの繰り返しだろう」
と思い、退職の考えを貫きました。
正直他にも「退職して生活は大丈夫かな・・・」とか「もうこの居場所にはいられないのか・・・」とかめっちゃ不安や悲しみで揺れましたが、今思うと本当に退職してよかったなと思います!
やること④退職届を提出する
上司に無事に伝えられたら、後は退職届を提出するだけです。
退職届のフォーマットは会社で指定のものがあればそちらに、特に指定のものがなければネット上にあるフリーのフォーマットを印刷して、そちらに必要事項を書いて提出しましょう。
仕事が辛い!やめたいけどやめた後が不安なあなたへ
あなたが退職しても会社は回るから安心して退職しよう
自分で書いていても残酷な言葉だなと思いますが、事実なんですよね。
退職したいと思っても「自分が抜けて大丈夫かな・・・?」とか考えちゃいますよね。
でも思い出してください。
元々自分が入社する前は自分抜きで会社は回っていました。
辞めていった同僚や先輩たちが今まで少なからずいると思いますが、いまその人たちがいないことで仕事に支障が出ていますか?
会社は通常通り回っていますよね。
人が辞めた直後はそりゃ大変です。辞めた人の仕事を他の人が引き継ぐことによって仕事が一時的に増えたり、新しい人を雇ったりその人を研修したり。
でも3か月もすればまた通常通り会社は回っています。
開いた穴が小さかれ大きかれ。
少し寂しい気もしますが、自分が退職しても会社は通常通り回るので、罪悪感などこれっぽっちも感じず清々しい気持ちで退職してやりましょう!
退職してもあなたは死なない
あなたが今勤めている会社を退職しても、あなたは死にません。
これから新しい会社に転職するなり、少し休むなり、何をやるにしろこれからも生き続けますよね。
むしろ気持ちを押し殺したり体調不良を隠して無理したりする方が、よっぽど死に急ぎ野郎です。
今まで何年も勤務してきた会社をやめるのはそりゃ寂しいです。
嫌なことや辛いことがたくさんあったのに、なぜか愛着も生まれてるんですよね。(寂しくない人もいるだろうし、愛着も持ってない人もいると思います)
私も1社目をやめときは同僚や上司たちは好きだったし、仕事自体にもやりがいを見いだせていたのでかなり辛かったです。(鬱で休職して最終的に退職しました)
また「転職」について全く知識がなく、自分の中で「転職=未知の世界」だったので1社目をやめるのは相当悩みました。
でも休職中にだんだん体調も良くなってきて、心にも余裕がでてきたことによって、
「1社目をやめたところで私は死なないし、むしろいま自分がやりたいことをやるチャンスなんじゃないかな?」
と考えられるようになったんですね。
初めての事は誰だって怖いんですよね。退職だったり転職だったり。
でもそれは「自分がやったことないから」だけであって、いざ飛び込んでみるとそこまで心配することでもなかった、やってよかったって思えるようになります。
失業保険(もしくは再就職手当)が出るからお金はしばらく大丈夫
退職した直後ってお金が心配ですよね。
でも受給できるお金があるので、出費を控えればしばらくは安心して暮らせるかと思います。
失業保険を申請する
会社で雇用保険に入っていれば、「失業保険手当」を受給できます。
会社都合で辞めるのか自己都合で辞めるのかや、勤続年数などによって金額は変わってきますが、自己都合の場合は申請してから待機期間7日間+3か月後から受給可能です。
金額は退職前6か月の給与の50~80%です。(現在はコロナの影響で条件や割合など変わっているので要確認)
再就職手当を申請する
失業保険の受給中に就職先が見つかった場合、受給の残日数が3分の1以上残っており、一定の条件を満たしていれば「再就職手当」を受給できます。
失業保険の満額よりは少なくなりますが、失業保険は1か月ごとの受給に対し、再就職手当はまとめて受給できます。(こちらも細かい条件があるので要確認)
私は以前この制度を知らずに再就職してしまいました・・・。
こういった国の制度を知ってるか知ってないで状況が大きく変わるので、これを機に「どんな制度があるのか?」を調べてみることをオススメします!
扶養に入る
もし結婚していれば一旦、相手の扶養に入ってしまうのも有りです。
というのも、会社を辞めても社会保険の支払いや住民税などの納税はしなければいけません。
私は会社を辞めた同時期に入籍していたので、一旦は旦那の扶養に入りました。
退職してすぐに扶養に入ることで、社会保険が無料になるのです。(旦那の社会保険料が増額されることもないです)
ただし扶養に入っている期間は失業保険を受給できません。
なので失業保険を受給できるまでの待機期間7日間+3か月間は扶養に入って、受給期間は扶養から一旦外れる。その後まだ転職しなければ(もしくはそのまま専業主婦になるのであれば)、また扶養に戻るといったやり方が賢いのかと思います。
(詳しくはこちら:失業保険をもらうと扶養に入れない!?失業手当と扶養はどっちがお得?/てつづきの美学)
住民税は前年度の所得を元に納税の通知がくるので、すぐに扶養に入ることはできません。納税する必要があるので、その分のお金は確保しておきましょう。
長期的な目線で自分の人生を考えよう
退職にあと一歩のところで踏み出せないあなたへ。
長期的な目線で自分の人生を一度考えてみてください。
あなたが大卒でそのまま就職したとして、22歳くらいから年金が給付できる65歳までは働きますよね。
となると単純計算で65ー22=43年間。
あなたは同じ会社で43年間も働き続けるのですか?
別に1つの会社でずっと働き続けている人を悪く言っているのではありません。
きっと働き続けている人はその会社が自分に合っている、もしくは色々な理由があるのだろうと思います。
うちの父だって1つの会社に入社して定年になっても再雇用で働き続けています。
嫌なことも辛いことも力に変えて、今まで家族を養ってくれていたことは本当に感謝していますし尊敬もしています。決して当たり前のことではありません。
ただ「会社に合ってない人」も、同じ会社でずっと働き続けなければいけないのでしょうか?
「みんな何かしら折り合いつけて我慢して働いてるんだよ!お前だけじゃねーんだよ!」と言われてしまうかもしれません。
でも私は43年間も耐え続けて色々なことに目をつぶって、自分の心を抑え込んだまま働き続けたくはありません。
だったら退職して次にやりたいことをやります。転職します。
色々なことを学びたいし、様々な人と出会いたいし、たくさんのことを経験したい。
その上で数年後か十年以上先か分かりませんが、「またあの会社に戻りたい、自分の培ってきた経験やスキルはきっと役に立つ」と思うのなら、戻ってそこで初めて根を張るのもいいのではないでしょうか。(会社側も求人してることが条件だけど)
また、退職してすぐに転職したくないんだけど大丈夫かなあって思ってる人も、自分の人生を一度長期的に考えてみてください。
もしあなたが80歳まで生きるとして、そのうちのたった数か月、もしくは1年くらい働かないだけです。
人生の夏休みだと考えれば別に長くもないです。
まとめ
いかがでしたか?
私の体験も含めながら今回の記事を書きましたが、最終的に自分がどうしていくかは自分自身で選ばなければなりません。
もう少し同じ会社で頑張るのか、休職するのか、転職するのか。
一朝一夕で答えがでないものを、悩んだり考えたりするのは苦しいし面倒ではありますが、その先には自分の納得できる答えが必ずあります。
たくさん悩んで考え抜いて、自分だけの答えを見つけられるよう、応援しています!
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