2021年2月10日 2021年11月19日
こんにちは!MINACHAYAのミナです。
前回に続き、「約束のネバーランド」2巻の見どころと感想についてご紹介していきます!
前回は、主人公・エマたちが幸せに暮らすGF(グレイス=フィールド)ハウスが孤児院でなく、鬼が食べるための"人間農園"だったことが判明。
脱獄を計画するエマとノーマン。体に埋められた発信器の場所を特定し、絶対に逃げてやると意気込むエマ。
約束のネバーランド1巻
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『約束のネバーランド』1巻【ネタバレ有】子供たちが幸せに暮らす孤児院、その正体は人間〇〇だった
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新たにやってきたシスター・クローネは何を企んでいるのか?幼い子もいる中、全員で無事に脱獄できるのか?
早速2巻を見ていきましょう。
ネタバレ注意です。
目次
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「約束のネバーランド」2巻【ネタバレ有】見どころと感想
探り合い
エマは発信器の場所をノーマンとレイに伝える。壊し方はレイに思い当たる方法があるらしく、そのままレイに任せることに。
脱獄の上で一番の問題は、”全員を連れ出す方法”だ。みんなはママを信じきってる、そして多分真実に耐えられない。かつ能力不足。
能力不足に関してはエマに考えがあった。それは”鬼ごっこ”でみんなを訓練すること。ノーマンが鬼となり、みんなは頭と体を使って逃げる。そうすることで脱獄後の逃走の基礎力を上げるのだ。
早速森の中で鬼ごっこをしていると、クローネが混ざりたいとやってくる。
これは”探り合い”
敵を知るチャンスだと考えたエマたちはクローネを加え、鬼ごっこを再開。20分以内にクローネから逃げ切ったら勝ち。
クローネは焦っていた。ママ・イザベラには全く隙がなく何も出し抜くことができない。まずは子どもたちの中にいる標的を暴こうとエマたちの元へやってきたのだ。
しかし子どもたちは森に自分の痕跡を残していない。ダミーの足跡まで仕掛けている。クローネは驚くも不適な笑みを浮かべる。
エマが木の上から様子を伺っていると、年少者たちが一気にクローネに捕まっていた。マークを切り抜いた木の葉を並べておびきよせたのだ。単純だけど子どもの好奇心をくすぐる策だ。かつ年少者だけでなくナットやトーマといった賢い子どもたちも動きを読まれていた。
年長組であるドンとギルダも捕まり、残るは5人。
エマがフィルとビビアンを抱えながら逃げる。岩陰に隠れるエマたちに諦めて出てくるよう促すクローネ。
「もしあなたがあの日”収穫”を見たのなら 私はあなたの味方よ」
“収穫”という言葉に驚いたエマは隙をつかれて見つけられてしまう。
残り8分40秒。並んで走るノーマンとレイ。目で合図した2人は別々の道へ逃げていく。全然捕まらないノーマン、クローネは追わされている気になる。
“この子たちはただのフルスコアと違うと言うの?”
そう考えるクローネの背後にはいつの間にかレイの姿が。
「20分経過 俺達の勝ちだねシスター」
ー鬼ごっこを終えた3人は、隊列を組んでチームで逃げなきゃダメだと話し合う。そして一番の収穫は、シスター・クローネの背後はとれると分かったこと。つまり、”シスターを殺すことは不可能ではない”。
それからはより本番に近づけるため、隊列を組んで鬼ごっこをするエマたち。そして近いうちにドンとギルダに事情を話して引き入れることを決める。
恐らくママは標的が最年長3人ということを特定している。シスターを使って見張っているのはあくまで”全体”。それがもう10日も続いていた。ということは既に特定を済ませている可能性がある。
発信器からは個人の特定はできない。かつ特定してるからって自分たちを好き放題動かしておくのはおかしい。シスターにマークさせるまでもない。つまり、シスターが来る前から他の見張りがいた・・・
「多分子ども達の中に内通者がいる」
そう結論づけたノーマンとレイ。エマは信じられないでいた。それでも誰1人置いていけない。
引き入れる予定のドンとギルダが、もし内通者でも問題はないと言い切るノーマン。スパイなら情報を操作して逆に敵を騙せるからだ。そして既に”網も張った”と言うノーマン。
発信器を壊す算段はあと10日あれば整うとレイ。ノーマンは脱獄決行を10日後の11月8日にすることを2人に告げる。
"鬼ごっこ"という名の訓練
遊びのフリをした訓練で幼い子たちの頭と体を鍛えていく。賢いですね。
そしてノーマンとレイの連携カッコええ!!ノーマンは頭を使って敵を動かし、その隙にレイが敵の背後に忍び寄り捕獲。ナイスプレーすぎます。
そんな2人が鬼ごっこの中に確認していたこと、それはシスターの背後をとれるかということ。「シスターを殺すことは不可能じゃない」にびっくりw
必要であればやっちゃうんですね・・・。やるかやられるかの世界だもんね・・・。
クローネをあえて泳がせてたママ。クローネの背後は取れると分かった3人。でも子供たちの中に内通者がいるときました。
一難去ってまた一難。展開が面白いですね。
内通者の正体
”自分たちが動かなければママも動かない”
つまりまだ時間はある。自分たちにそう見えているということは、ママにもそう見えている。
その裏をかくために10日後、最速で脱獄をするのだ。
エマたちはまずドンとギルダを引き入れるため2人に直接話をする。2人には真実ではなく「人身販売」と伝える。万一ボロを出して即出荷されるのを防ぐためだ。
最終的にドンとギルダはその話を信じてくれるも、コニ―の死については「わからない」と言葉を濁したノーマン。
ーその夜、ギルダに怪しい動きが。エマが後をつけると、辿り着いたのはシスター・クローネの部屋だった。
スパイをあぶり出すため、ノーマンはあることを仕掛けていた。それはロープの在り処を教えること。ダミーのロープを隠し、ドンとギルダにそれぞれの場所を伝える。2人がもしスパイであればそれで辿れる算段だ。
ドンには「僕のベッドの裏」、ギルダには「2階トイレの天井裏」と教えたノーマン。
誰かがママの部屋のドア下から小さな紙を入れる。その紙には「ROPE NORMAN BED」の文字が。
ーシスターはギルダを部屋に招き入れる。「悩み事はありません」と言うギルダ。シスターは事あるごとにギルダを心配する素振りを見せ、情報を聞き出そうとしていたのだ。シスターへの言動によって、ギルダはスパイじゃないと確信したエマ。
部屋を出て行こうとするギルダにシスターが耳打ちをする。「エマの嘘つき!と思ったら私の元へおいでなさい」と・・・。
次の日ノーマンとレイはダミーのロープがどうなったかを確認する。トイレの天井裏には残っていて、ノーマンのベッドの裏からは消えていた。
「内通者は君だったんだね レイ」
何言ってるんだと笑って返すレイ。ノーマンが罠を仕掛けたのは実は”3人”。「ドンには僕のベッド裏」「ギルダには2階トイレ天井裏」、エマとレイの前でノーマンはそう言った。
しかし実際にはドンには食堂、ギルダには図書館と伝えていた。4箇所隠して無くなったのはノーマンのベッド裏のみ。ドンは濡れ衣を着せられ、実際にロープを盗み取ったのはレイだったのだ。
レイは観念する。しかもレイは今回限りの即席内通者ではなかった。ずっと前から全部知っていて農園(ママ)に加担してきたのだ。
ノーマンはレイには今まで通りそばにいてもらうことを告げる。そして今度はこちらのスパイになってよと伝える。
ノーマンは実は気になっていることが1つあった。それは”コニ―の人形をテーブルに置いたのはレイなのでは”ということ。
「まだコニ―は出発してないんだと思う」
あの日レイがそう言わなければ、ノーマンもエマも門へは行っていなかった。レイは2人が真実に辿り着くよう仕向けた。つまりこの脱獄を仕掛けたのはレイだったのだ。
本当のロープの在り処も密告していなかったレイ。スパイの立場から最大限、2人が即出荷されないようにママをも制御していたのだ。
ギルダ
ギルダは1巻の時からエマに何か聞きたそうなそぶりをしてたけど、「あの夜何かあったのでは」って薄々気づいてたんですね。ギルダがスパイかもというミスリードの描写にまんまと引っ掛かりました笑
クローネの「エマが嘘つきだと思ったらまた私の元へおいでなさい」は巧妙ですね。エマはギルダとドンに対して半分真実、半分嘘を伝えてるわけで、、、。その嘘が明かされた時、2人はどうするのか、必見ですね。
そしてレイが内通者だったとはびっくりです。しかも即席のスパイでなく何年も前からだなんて。
信じること
ノーマンがスパイを一緒に連れてくか置いてくか、エマに聞いた時にエマは真っ先に連れてくと答えます。一緒に育った仲間だから、邪魔されても裏切られてもその子を信じたいとノーマンに伝えます。
エマの弱みはその「甘さ」かもしれないけど、強みは「人を信じれること」ですよね。
人は何かあると信じるより先に疑ってしまうもの。時には赤の他人だけでなく場合によっては友達や家族を疑ってしまうこともありますよね。
でもそんな中でもエマは「その子を信じたい」と言い切ります。人を信じることは容易くないのに。間違いなくエマは"強い"子だと感じたシーンでした。
秘密の部屋と"ウィリアム・ミネルヴァ"
レイは幼い頃にハウスの秘密を知ってしまった。そして脱獄の準備のため、自分から敵の懐に飛び込んだのだ。「取り引き」という形で。
自分は農園(ママ)が手間暇かけて育てた”ハイスコア”。それを途中で刈り取ることはママも出来れば避けたいはず。案の定ママはその取り引きに乗った。
レイの出した条件は2つ。協力するから即出荷はしないこと、結果を出せば報酬をもらうこと。報酬はハウスにないものなら取り寄せてもらえる。何が手に入って何が不可能なのか、「外」を探るためにもレイは試していた。
発信器の壊し方もとっくに突き止めていたのだ。
“全部お前ら2人を殺させないためだ”と言うレイ。敵でもなければ味方でもない。愚策には手を貸せない。条件によっては完全に切り札になってやるとレイは言う。
その条件とは”エマを騙すこと”。全員連れて行くフリをして土壇場で切り離せというのだ。ノーマンはここは嘘でも条件をのむかと考えるも、レイに何かを耳打ちされ「嘘じゃないよ」と言って条件をのんでしまう。
次の日、ノーマンはどうすればレイに悟られず全員を連れていけるか考える。そして内通者がレイであったことをエマにどう話すか悩んでいると、自分が内通者であることをエマに自ら暴露したレイ。
エマは今までの経緯を聞いて納得するも、自分たちのために誰か犠牲にしてないか問う。レイが発信器の「実験」で誰かしらの耳で試している可能性があるからだ。
「そういう線引きはもう二度としないでね」
レイの手を強く握るエマ。レイはもう二度としないことを誓う。
エマはみんなに報告があると言う。それはママが毎晩8時前に消えることだ。ハウスのどこにもいなくなる、つまり自分たちの知らない”秘密の部屋”があるという。
目星はついていた。洗面所と書斎の間だ。ママは恐らく隠し扉を通って秘密部屋に入り、本部に定時連絡をしている。
ドンは入ってみようと提案するも、知らないことが多すぎかつリスクが大きすぎるため却下される。今探るべきは「外」。外へ脱獄して終わりではないのだ。無事に脱獄して逃走し、その先で安定した生活を築かなければならない。
そのためにまずは農園周辺の情報が必要。塀に上って「外」を見渡す、それが次のミッションだ。
エマはもう1つ話があるという。図書館にあるいくつかの本に貼られている蔵書票。その蔵書票に書かれた名前、”ウィリアム・ミネルヴァ”。エマによると、彼は本を通じてあるメッセージを隠しているらしい。食用児の味方かもしれないというのだ。
ードンは廊下で走っているとすれ違いざまにママとぶつかる。ママに謝り向かった先はギルダの元。ドンの握られた手から出てきたのはハウスの”マスターキー”だった。ママの秘密部屋に入ってみようとドンは言い出し・・・
「お前ら2人を殺させないためだ」
レイは表ではわざと"自分は冷酷だ"って言い方してるけど、一番の望みは、一番の家族であり親友のノーマンとエマを逃がしたいだけなんですよね。死なせたくないんですよね。
他の子を置いてくのは残酷な選択だけど、ノーマンも言ってるようにレイは正論なんだよな。確実に2人が逃げれる方法を提示してくれてるんだよなあ。
そしてドンがママのグランドマスターキー奪って秘密部屋に入ろうとしてるけど、フラグでしかないw お願いだから余計なことすんなw
さいごに
2巻ではシスター・クローネの邪魔が入ったり、レイが実はママの内通者だったりと1巻に負けず面白い展開でしたね!
時々、絵柄がものすごく不気味になるのも面白い!
鬼ごっこでクローネがエマ見つけた時の絵面がホラーすぎてビクッてなりました笑
ドンがハウスのマスターキーを手にいれましたが、果たして秘密の部屋には入れるのか?また、塀の先「外」には何が見えるのか?
3巻も要チェックです!
約束のネバーランド3巻
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『約束のネバーランド』3巻【ネタバレ有】下見を決行するエマたちの元へ現れたのは・・・
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