おすすめ漫画の紹介 約束のネバーランド

『約束のネバーランド』16巻【ネタバレ有】平和のための犠牲、1000年前に交わされた約束とは?

2021年3月19日 2021年11月19日

約束のネバーランド16巻ネタバレ、見どころ、感想

こんにちは!MINACHAYAのミナです。
前回に続き、「約束のネバーランド」16巻の見どころと感想についてご紹介していきます!

前回、ギーラン卿と同盟を結んだノーマン。しかしエマは鬼を絶滅させたくないとノーマンに訴えます。鬼は根絶やしにさせず、しかし食用児を全て守るため、エマとレイは"七つの壁"へと向かいました。

しかし扉を開けた先には懐かしのハウスが。

約束のネバーランド15巻

約束のネバーランド15巻ネタバレ、見どころ、感想
『約束のネバーランド』15巻【ネタバレ有】七つの壁へ向かったエマとレイ、約束は結び直せるのか?

続きを見る

エマとレイは無事に"七つの壁"へと辿り着けるのか?ノーマンはソンジュとムジカに何をしようとしているのか?

早速16巻を見ていきましょう。
ネタバレ注意です。

「約束のネバーランド」第16巻を無料で読むには?

動画配信サービスU-NEXTでは、動画だけでなく電子書籍も豊富に揃っています。
「約束のネバーランド」第16巻を読みたい人には、U-NEXTの「31日間無料トライアル」がオススメです。

31日間無料トライアルに申し込めば600円分のポイントが必ずもらえるので、「約束のネバーランド」第16巻を今すぐ無料で楽しむことができます。
※以前、トライアルを利用したことがある人は無効になってしまうので注意。

私も以前に無料トライアルを利用して、約1か月の間に映画やアニメを見まくって、かつ漫画も1冊無料で楽しむことができました!

U-NEXTではアニメのラインナップも豊富です。
もちろんアニメ「約束のネバーランド」も見放題なので、アニメも漫画も両方楽しみたい人はぜひお試しください!


「約束のネバーランド」16巻【ネタバレ有】見どころと感想

約束のネバーランド 16巻 ネタバレ 見どころ 感想

「巻き戻そう」

ここはどこだ、今は何年だ、エマはー

「そうか・・・もういないのか」

あれからどれだけの時間が経ったのだろう。

「俺は誰だ」

広大な砂漠に立ちすくむ初老の男。首筋には81194の番号、レイだ。



“ななつのかべは このなかにある”

レイとエマが穴を下りていくと、そこには見覚えのあるシェルターの光景が広がっていた。でも先ほどいたハウスと同様、ドアの数など所々が本物と異なっている。

“壁は現れる”

ゴールディ・ポンドで見つけた資料の中にあった伝承には、記載されている条件が満たされれば壁が現れると書いてあった。

“まずは北へと10里 つぎに東へ10里 つぎに南へ10里 つぎに西へ10里 天へ10里 地へ10里”

“砂の間(はざま)で矢が止まり 日が東へ沈むとき 地が哭き壁は現れる 彼と我らを隔つもの 即ち七つの壁なり”


謎を解いてここから抜け出す。それで〇〇に会いに行ける。

しかしこの状況で、「まずは北へ10里」とはどういうことか。

とりあえず北側のドアへと入ってみようと提案するエマ。ドアを開けるとそこは上下逆さまのモニター室。伝承通り10里歩いてみるも何も起こらない。

廊下に戻って全部の部屋を見てみることにした2人。ドアを開けて引き返すと、そこは廊下ではなく食堂になっていた。しかも今度は壁面が床になっている。

他の部屋も確認する2人。先ほどいたハウスと同じく空間がめちゃくちゃ、まるで迷路のようだ。そんな中、エマはモニター室のテーブルに描かれた矢印を発見する。

謎を解くためにもまずはこの場所を知らなくては。エマとレイは矢印の指す方向へと進んで行く。



アジトでは、ドンとギルダがノーマンの部屋に呼び出されていた。

ラートリー家や王達より先に、ソンジュとムジカを見つけて保護してほしいと頼むノーマン。

エマの計画に邪血は必須。もしエマの戻りが間に合わずに自分が王と貴族を殺し尽くしてしまえば、ソンジュとムジカに頼るほかない。

エマの計画はまだのむか分からないが、王達に捕まればムジカ達は殺されると言うノーマン。

しかし保護すると言っても、ソンジュとムジカに出会ったのは2年前のこと。そこでノーマンは2人が通りそうな場所をいくつかリストアップしていた。

鬼達の集落や都市は避けて通るはず。逆に一般の鬼達が通常通らない場所や農園付近は、通る可能性がある。隠れ里や洞穴などもそうだ。

護衛は勿論つけるから頼まれてくれないかとお願いするノーマン。

ドンとギルダは承諾するも、恐らく自分達は2人を見つけて誘(おび)き出し殺すためのエサだと考えていた。だからあえてノーマンの話にのって、ムジカ達を探し出し自分達が守らないといけない。

2人は決心し、護衛のハヤトとアイシェと共にアジトを出発する。

ハヤトによるとアイシェは銃の名手で、彼女の連れている犬は探索の名手だそうだ。2人はアイシェに挨拶するも、無視されてしまう。話しかけても通じないのだと言うハヤト。

彼女は禁制区域の森で、犬と一緒に鬼に飼われていた。バーバラやシスロ、ザジがその鬼を倒し、彼女を救った。しかし彼女は鬼の言葉しか話せなかったと話すハヤト。

鬼に飼われ鬼の言葉を解し、鬼を憎んでいる腕利きの少女アイシェ。

この人にソンジュとムジカを殺させはしないと決心するドンとギルダ。




「またここ・・・」「これで何度目だ・・・・」

矢印のモニター室はこれで32回目。モニター室自体には通算154回目。まさに迷路。

エマとレイはあの後、矢印を辿って進むも、何回も同じ場所に戻ってしまっていた。

同じ場所に何度も出るが、部屋はそれぞれ少しずつ違っている。たとえ同じ条件や道順で辿っても違う場所に出てしまう。法則性はなく、解決の糸口さえ見えない。

そして空間だけでなく時間や物理法則も全てが狂っていた。

〇〇って一体何者なのかと疑問を持つエマ。しかし”七つの壁”の正体はだいぶ見えてきたと言う。

“まずは北へと10里 つぎに東へ10里 つぎに南へ10里 つぎに西へ10里 天へ10里 地へ10里”

“砂の間(はざま)で矢が止まり 日が東へ沈むとき 地が哭き壁は現れる 彼と我らを隔つもの 即ち七つの壁なり”


伝承を思い返すレイは、恐らく歩いて進むというような概念ではないと言う。

“彼と我らを隔つもの 即ち七つの壁なり”

つまりこの迷路だ。ここまでで〇〇が自在に超越していて自分達が超えられていないものは何なのか。それは空間と時間だ。

寺で見たマークもヒントだったのかと気づくレイ。立方体の中に描かれた砂時計のことだ。

「東西南北天地」で6つ、これは6面(キューブ)で空間。伝承の「砂の間で矢が止まり」は時間の静止、同じく伝承の後半は時間を指している。

“前後左右上下”6面の器枠+”時間”、計7つの要素。それは世界を規定する”物理的限界”。

「”時空”っていう物理的限界 それこそが多分 ”七つの壁”の正体なんだよ」

レイの説明に驚きを隠せないエマ。

“七つの壁”が本当に時空なら、”七つの壁”を超える=時空の超越。この迷路を抜けるには時空を超えなくてはいけないのかー

しかしどうやって、と頭を抱えるエマ。

「砂の間で矢が止まり 日が東へ沈むとき」、これは恐らく時間を止めて巻き戻すということを表している。でも時間の静止や逆行なんて人間にはできない。たとえできたとして現れた”壁”をどう超えるのかも分からない。

“七つの壁”が何か見当はついたが、どうすればいいのかさっぱり分からない2人。

早く見つけてここを出ないと、ノーマンの計画阻止には間に合わない。この迷路も迷えば迷うほど感覚がおかしくなっていく。

今いつでどこにいるのか、自分が何なのか。現実なのか悪夢なのか。

“終わりがないー”


2人はそれでも前へと進んでいく。

新しい扉を開けると、これまで見た部屋と何かが違っていた。レイは窓を開けてみる。


すると外には砂漠が広がっていた。至るところで砂嵐が起きており、至るところで風車が回っている。

やっと見たことない場所に出れた2人。「砂の間で矢が止まり 日が東へ沈むとき」、ここには砂も太陽もある。時間を止めて巻き戻すことがここでできれば、ここで片がつく。しかしどうやってー

ダメ元で何でも試そう。とりあえずあの砂嵐に矢を射ってみようと提案するエマ。その瞬間、エマの体が縮み出す。

しかもそれは止まらない。赤ちゃんにまで戻ってしまったエマ。レイが慌てて抱き上げると、エマの体はパズルのピースのようにバラバラとなり、そのまま砂嵐で飛ばされてしまう。

「エマ?」

焦るレイ。探しても探しても見つからない。レイは自分の体が老化していることに気づく。周りにはレイと同じように立ち尽くす鬼達の姿が透けて見えていた。

それは”成れの果て”。


“寺で見た6つの天井絵、最後の”昼と夜”の絵。そこに鬼はいなかった。それまで描かれていた鬼が。辿り着けなかったんだ誰も。みんな迷路で迷って自分を見失って朽ちて・・・あんた達もー”

「俺は誰だ」

石に躓(つまず)き地面へと倒れこむ老いた姿のレイ。

エマの名前も思い出せなくなってきたレイの前に、エマが突如現れる。

「レーイ!!私わかったかもしんない!!」

すっかりおじいちゃんになってしまったレイを、しっかりしてと叩くエマ。

レイは己を思い出し、元の姿へと戻る。

「”七つの壁”は時空でここは不安定で鍵は脳なんだよ」

混乱するレイに一つ一つ説明していくエマ。

まずここは時空がめちゃくちゃで不安定。そしてそれが全部知っている光景で繋がっている。この場所は自分達の意識とリンクしている。意識的にも無意識的にも。

つまり意識が介入してる。そしてこの場所には意識が介入できると言うエマ。

エマは根拠はないが先ほど少しできたとレイに話す。時間を巻き戻すと強く考えたら小さくなってしまったエマ。レイもそうだ。おじいちゃんになってしまった時、元に戻った時、引き金は全て自分の意識だったのだ。

この砂漠も全部、潜在意識の投影だと気づくレイ。広い場所を探していたから、「砂」も伝承にあったから、思えば小さくなったり老いたりその度に荷物や服もバラバラであった。

ずっと迷子になっていたのは、自分達がこの場所を正しく認識できていなかったから。この場所には正しい姿がある。それは恐らく時間を止めて巻き戻したら現れる。それがきっと「壁が現れる」ということ。

時間を止めて巻き戻そう。そう言ってレイの手を取るエマ。


小さい頃、何が無理とかできっこないとか考えたことすらなかった。思い出せ、あの頃の感覚。できる、信じる、心の底から、一分の疑いもなく、できる。

“止めて 巻き戻すー”

その瞬間、ずっと回っていた風車が止まる。



エマとレイは気づくと、さっきまでとは全く違う空間にいた。

目の前には立方体がある。一辺10里の立方体のようだ。

本当に意識が空間に干渉しているのかと驚くレイ。2人が後ろを振り返ると、小さな立方体が浮いていた。エマとレイは、その中に黒い”穴”を見つける。

時空を超える
134話の最初が衝撃すぎました。レイおじいちゃんになるとこんな感じになるのねw
時空の壁が七つの壁だと予想したレイ。時空を超えるとか無理ゲーすぎてどうするのか。

そう思った矢先、この世界は潜在意識の投影だと気づいたエマたちは、時間を巻き戻していきます。そのシーンの絵がめっちゃファンタジーでめっちゃ素敵です。とても言葉では表現できなかったので、描写はすっ飛ばしました笑

そしてムジカとソンジュをギルダたちに探し出させて、始末しようとしてるノーマン。それに気づいてるギルダとドン。一体どうなってしまうのでしょうか。

親の仇

射的の練習をしているオリバーやザック達。

これは想定以上の戦力になる。ヴィンセントは同意を求めるも、彼らはあくまで後方支援だと返すノーマン。

ギーラン達の動向も全て計画通り。

ノーマンはバーバラとザジ、その他大勢のラダムの食用児たちを連れ、王都へ進軍を開始する。



スポイドやビーカーを使い何かの実験をしているヴィンセント。

できたのか。そう聞くシスロに頷き返事をする。

ヴィンセントが液体を垂らした餌を与えると、苦しみ始めるネズミ。

「成功だ」

全てはボスの計画通り。王都も邪血も何も心配は要らないー



一方、森ではソンジュとムジカの探索が行われていた。

ノーマンのマップとアイシェの犬による探索。アイシェとその犬達は、どんな細かな手がかりも見つけてくる。自分達では見逃したり、時間がかかるものだってすぐにー

おまけに銃の名主で、五感もとてつもなく優れている。まさに完璧な同伴者。

刺客としても監視としても。

ギルダはソンジュとムジカを守れるか心配するも、守れるかではなく”どう守るか”だと返すドン。

その後、探索チームは鬼の痕跡をいくつか見つけるも、野良鬼のものばかり。元来た道へ戻ろうと提案するドン。しかしアイシェの犬達が吠え始める。

鬼だ。木に擬態していた鬼がハヤトの後ろで口を開けている。

気づいたアイシェは銃を構えるも、ドンが石を投げて自分に注意を向かせる。その間にギルダがみんなを先導して逃げる。


無事に逃げ切ることに成功した探索チーム。

殺してしまえば早かったのに、どうしてそんな危ない目までしてー

そう尋ねるハヤトに、銃弾は貴重だし音も出る。人間の痕跡もできるだけ残さない方がいい。殺さずに済むならそれが一番だと話すドン。


ーその日の夜

薪を集めに行ったハヤト。その間にドンとギルダは昼間のことを話す。

昼間に見た鬼の足跡。その足跡がソンジュとムジカと一緒にいた馬の足跡にそっくりだったのだ。

確信はないが、万一本当にムジカ達であれば、じきに出会ってしまう。

殺させないために自分達がすべきことー

ギルダはドンに提案をしようとするも、アイシェがいつの間にか傍にいたことに気づく2人。

「邪血を逃がすつもりか」

その言葉に、話しを全部聞かれたのかと焦る2人。しかし驚くべきはそこではない。

「あなた・・・言葉が解るの?アイシェ」



ーその鬼はある農園の職員だった。

言葉少なくいつも俯いた冴えない男。彼は自分の顔が嫌いだった。

顔の右半分はある日突然形を失い、それ以来何を食べても元に戻らなかった。

「まるで野良だ」「野良落ちだ」

今まで散々、罵倒されてきた彼。彼にとっては自分の顔は呪いだった。

だからかもしれない。

その日廃棄ラインに流れてきた食肉の赤子の一つを、彼は自分だと思った。

赤子の顔は右半分が黒い痣で覆われていた。

魔が差した彼は赤子を盗んでしまったのだ。

帰宅した彼は一瞬、食べるか自問自答する。赤子の顔を見る彼と飼い犬達。

「まぁ・・・犬だと思えば・・・」

それから彼は農園を辞めて、森の奥へと籠り隠れた。


お漏らしをした赤子のオシメを取り替える彼。人間は何を食べるのか、何を着るのかを調べる彼。

彼が「ばあっ」と笑いかけると、嬉しそうに笑い返す赤子。

小さな赤子だった彼女は、優しい父親である彼に見守られ、すくすくと育っていった。

そこにもはや呪いなどなかった。

彼らは幸せだった。


だがある日ー

招かざる訪問者が来てしまう。

彼の顔面を仮面の上から真っ二つに斬るザジ。彼は娘を思いながらこの世を去ってしまう。

一方、彼女は父に言われ、奥の部屋へと隠れていた。

ドアを思いっきり開けるバーバラ。シスロがもう大丈夫だから、と声をかける。

彼の娘、アイシェは泣きながら鬼の言葉で叫ぶ。

「(許さない よくも・・・ 殺してやる 殺してやる!!)」



言葉が解ることを黙っていたのはどうしてか。それは彼らが嫌いだからだ。

確かに彼は人肉を食べていたが、自分にとっては父親。言葉も世界も全て教えてくれた。食用でなく家族として自分を育ててくれた唯一無二の父親だったのだ。

それを奴らは殺した。奴らは自分の仇。

無知なフリをして従っているのは、今この場を生き抜くため。そうドンとギルダに話すアイシェ。

アイシェは2人にも、なぜムジカ達を逃がしたいのかを尋ねる。

自分達も鬼は憎いしそれ以上に怖いと話すドン。でもソンジュとムジカは恩人であり大切な友達。

自分達も鬼を絶滅させたくない。そのためにソンジュとムジカを捜している。

なのでもしアイシェが護衛兼刺客なら、ムジカ達を守らなくてはと思っていた。ノーマンはアイシェにムジカ達を殺す命令をしたのか?そう尋ねる2人に、そんな命令自分は受けてないと答えるアイシェ。

2人は、ノーマンが「保護」するつもりでムジカ達を捜していたことに安堵する。これで安心してムジカ達を捜せるからだ。


一方、薪を取りに行ったハヤト。

しかしハヤトの周りにはジン、そしてラムダの子供達の姿が。

今日も手がかりはなしかと尋ねるジン。

「いいか 邪血は見つけ次第俺達で殺す 全てはボスの命令通りに!!」



ー儀祭(ティファリ)まであと3日。

王都では儀祭の準備が滞りなく進められ、五摂家の家族達もそれぞれの領を出発し、王都へと向かっていた。


王宮で儀祭の準備をしているノウム卿や当代バイヨン卿ら。

プボ卿はドッサ卿を探すも、探すだけ無駄だと止めるノウム卿。どうやら面倒な仕事を押し付け、自分は遊びに出ているようだ。

「ギーラン卿の方が私はよかった」

ふとバイヨン卿がこぼした言葉に驚く2人。

美しく清廉で、民のことを真に考えていた。それ程の知性が野良に落ちた。なぜあんなことにー

昔を思い返すバイヨン卿。

そのギーラン卿は、仲間たちを引き連れ、既に王都の近くへと進軍していた。




ーエマ達の前に現れた黒い球体。

ブラックホール、あるいはワームホール。とにかく”穴”だ。必ずどこかに繋がっているが、ヤバい気がすると考えるレイ。

しかし、ごちゃごちゃ考えるのはもうやめだ。疑うのも恐れるのもやめて、信じて進むー

2人は黒い球体へと手を伸ばす。

手が触れた瞬間、どこかに飛ばされたレイ。

ここはどこなのか、エマはどこにー

周りを見渡していると近くの扉が開き、アンナやトーマ、ラニオンが現れる。

「本物!!?」

レイはラニオンの顔を触って確かめるも本物のようだ。どうやらここはアジト。レイはエマを捜しに走り出す。


一方、”昼と夜”に辿り着いたエマ。

あの時見た一つ目の竜が飛んでくる。エマが後ろを振り返ると、大人の鬼の姿が。

その鬼はどんどんと小さく、幼い姿になっていき、〇〇の姿へと変化する。


「やっとあえたね エマ」

その言葉に、ちゃんと入口から来たよと返すエマ。

レイについて尋ねると、家族の元へ帰ったと応える〇〇。レイはまだ自らの壁に囚われていて、頭では分かっていたけれどその先に来れなかったのだと言う。

エマはここに何しに来たのかと尋ねる〇〇。


全食用児を解放したい、鬼を殺したくない、ノーマンを一人で行かせたくないー

「”約束”を結び直しに来たの」

食う者と食われる者
ノーマンが送ってきた刺客だと思ってたアイシェ、むしろ逆でしたね。鬼に育てられ鬼を父と慕っていたアイシェ。本来であれば食う者と食われる者の関係。そんな2人が幸せそうに暮らしていたのに、ある日突然その日常を奪われてしまいます。

でもノーマンたちは鬼から助けようと思ってアイシェの父を殺したわけで、、、複雑な気持ちになりますね・・・。

ごほうび

〇〇は全ての鬼の頂点に立つ存在。そんな〇〇と新たな約束を結ぶ。

しかしどんな約束を、どうやって結ぶのか。鬼達だって人間を食べたい。そんなことできるのかと尋ねるナット。

エマは不安がる子供達に、資料のある部分を見せていく。

「そうか ”約束”って一つじゃないんだ」

レイは気づく。

“人間は”鬼”を狩らない だから”鬼”も人間を狩らない お互いに世界を棲み分けよう”

この約束は人間と鬼の王達が交わした”約束”。そしてもう一つ、人間と鬼達が〇〇を相手に交わした”約束”があるのだ。

それを利用すれば結べる。自分達は鬼の世界から逃げられると断言するレイ。



“約束”を結び直しに来た。エマの言葉に一つ返事でいいよと返す〇〇。

「ただしぼくにも”ごほうび”をちょうだい」


ー1000年と少し前

鬼と人間はお互いを殺し合っていた。

ここにいる鬼達を倒せば、また平和へと一歩近づく。勝って故郷に帰ろう。

ユリウス・ラートリーは仲間達を鼓舞し、自ら先頭に立って鬼へと向かっていく。


「また今日も大勢死んだ・・・」

ユリウス含め6人の仲間達は、鬼達との終わらない戦いに嘆いていた。

和平という手はないか。1人がそう提案すると、考え込むユリウス。

「一部の人間を差し出す・・・というのはどうだろう」

予め鬼達に人間を差し出す。たとえば悪人や奴隷でもいいー

そんなユリウスの言葉に狼狽える5人。ユリウスも自分の放った言葉にハッと気づき、忘れてくれと謝る。

和平にせよ、戦い抜くにせよ、目指すのは全人類の勝利。この戦争を自分達の代で終わらせる。食べられない世界を掴み取るんだと決起する6人。

そうだあと少しだ。かけがえのない戦友と偉大な使命。自分達は勝利に近づいている。

再び自分を奮い立たせ、戦場へと戻るユリウス。

しかし、目の前で繰り広げられる殺戮。そこにはレウウィス大公の姿があった。

圧倒的な力の差。勝ち目などないー


「さて 残るは君だけか」

ユリウスに近づいてくるレウウィス。いつの間にか辺りに立っているのはユリウスだけだった。


“もう疲れた”

民の為?兵の為?どうでもいい。”私が”疲れたんだ。じき終わるとはいつだ?全て幻聴、キレイ言。

終わらせるんだ、今。私がー

レウウィスに話しかけるユリウス。

「王陛下に会わせてほしい 取り引きがしたい」


ラートリー軍の本陣壊滅の知らせを受けた仲間達。ユリウスを捜しに行こうとした彼らは足を止める。ユリウスが戻ってきたからだ。

ユリウスは5人を集め、先日提案した鬼との和平について再度話し始める。

たった一晩で壊滅した本陣。一度差し出せば、彼らとの関わりを永久に遮断できる。これは建設的な妥協。必要な対価だと言うユリウス。

しかし差し出された者達の苦しみは、子子孫孫に渡り永久に続く。この一度きりの決定で、苦しみと悲しみを背負う人々を、この先ずっと”増やし続ける”のだ。

仲間達はユリウスを諭すも、キレイ言はウンザリだと吐き捨てるユリウス。人類全ての平和を、妥協なき勝利を誰よりも望んでいた。そんなユリウスをここまで苦しめてすまないと謝る仲間達。

しかしこの提案をのむことは出来ないことをユリウスに告げる。

これが最善なんだと説明するも、ユリウスを見る仲間達の目は変わらない。

どうあっても考えを変えてくれないー

「残念だよ」

その瞬間、鬼達が壁を破って侵入して来る。一瞬で状況を理解する仲間達。裏切りだ。

鬼の王とは既に取り決めを交わしていたユリウス。和平の妨げとなるであろう仲間達を、最初の食用人類にするつもりだったのだ。

鬼に捕まる仲間達を尻目に、これでよかったのだと自分に言い聞かせるユリウス。



ユリウスと五摂家のイヴェルクは、”昼と夜”の間に来ていた。

世界を二つに分けて欲しいと〇〇にお願いすると、一つ返事でOKをもらう。しかし自分にも”ごほうび”をちょうだいと言う〇〇。

イヴェルクには、その年に実った一番いい肉を献上するよう、そしてユリウスには二つの世界の”調停役”をするよう令を下す。

ユリウスと王が結んだ”約束”。それをお互いの種族が破らないように、ユリウスの一族がこの”約束”を引き継いでいく。

人間側がやらなければ安心できないでしょと問う〇〇。

これさえ終われば全てが終わると思っていたユリウスは愕然とする。

自分も子子孫孫、この運命の渦の中。逃げられない。捨てた友達からも運命からもー

「君も平和の礎となるんだよ」



ー時は戻り、現在。

エマの望みを聞く代わりに自分にも”ごほうび”をちょうだいと迫る〇〇。

“ごほうび”は野望、欲望、渇望ーもらうなら相手の大切なものがいい。それでも望むのか。そして何を望むのかをエマに尋ねる〇〇。

“約束”を結ぶにあたって3つのルールがあったことを思い返すエマ。

まず〇〇との約束は上書きできない。次に〇〇との約束は破ることができない。そして最後に、ごほうびは絶対に断ってはいけない。

1000年前の“約束”は「世界を分ける」。それを踏まえれば自分達の望みはシンプルでいいー

「食用児全員で人間の世界へ行きたい それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にして」

エマがお願いした望みを叶えてあげると答える〇〇。

「じゃあぼくがほしい”ごほうび”は きみのー」

驚いた表情のエマ。

「え」




一方、ドンとギルダ含む探索班は、着々とソンジュとムジカに近づいていた。

3日前、ハヤトに2人の痕跡を見つけたことを伝えたドンとギルダ。アイシェのことは話していない。ノーマン達はアイシェの仇だからだ。


鬼の足跡を探していく探索班。アイシェの犬が何かを見つける。消した跡はあるが、形や大きさ、そして歩幅などからムジカの足跡だと判明する。

喜ぶドンとギルダ。その後ろで2人をじっと見つめるハヤト。

ハヤトはヴィンセントから発信器を受け取っていた。一定間隔おきにボタンを押すと、ジンに自分の居場所が分かる仕組みだ。

足跡を辿りソンジュとムジカを追って行くドンとギルダ。その後ろでボタンを押し始めるハヤト。

誰にも気づかれずにジン達をソンジュとムジカの元へ導き、2人を葬る算段だ。



ー水を飲み一休みするムジカ。その横でソンジュは何者かの気配を感じる。

「いるのはわかっている 大人しく出て来い」

そんなソンジュの言葉に、木の陰から出て来た人間。ドンとギルダだ。

会いたかったと抱きしめ合うギルダとムジカ。

どうしたの?と尋ねるムジカにギルダは事情を説明しようとする。


“邪血の姿を捉えたら続けてボタンを三度押せ”

2人の姿を確認したハヤトはボタンを三度押す。異変に気づいたアイシェは、ソンジュとムジカに鬼の言葉で何かを叫ぶ。それに気づく2人。

周りは既にジンやラダムの子供達に囲まれていた。

ジンはドンとギルダに謝るも、邪血を始末すると告げる。銃を構えるジン。しかしジンの背後にはいつの間にかソンジュが立っていた。

「始末する?誰が?誰を?」

不敵に笑うソンジュだがー

平和の礎
自分達の安寧のため苦しみと悲しみを背負う人をこの先ずっと増やし続ける、この一度きりの決定で。まさにその結果が今の世界ってやつですね。

ユリウスさん、終わらぬ戦に希望を見出せなくなって、肉体的にも精神的にも追い詰められたんだろうね。それでも、いくら和平のためでも他人を犠牲にするなんて酷すぎます。しかも自分だけは助かる道を選んだ。仲間を敵に売るとは・・・。

しかしその代償として、"約束"の調停役になってしまったラートリー一族。

ただで願いは叶わないですよね。それはエマも同じ。願いを叶えてもらう代わりにエマは何をご褒美として奪われたのでしょうか?

そしてソンジュ、ムジカと再会したドンとギルダ。それを利用し、2人を始末しよとするハヤトとジン。ソンジュ、かっこえええ


さいごに

16巻では、やっと七つの壁に辿り着けたエマ。1000年前に、どのような経緯で初めての"約束"が結ばれたのかが判明しました。

そしてソンジュとムジカを見つけたドンとギルダ。しかしその2人をノーマンの命令により殺そうとするジンとハヤト。

ソンジュとムジカはどうなってしまうのか?エマは無事に"七つの壁"から戻ってこられるのか?

17巻も必見です!

約束のネバーランド17巻

約束のネバーランド17巻ネタバレ、見どころ、感想
『約束のネバーランド』17巻【ネタバレ有】ソンジュとムジカに再会!王都にて闘いの火蓋が落とされる

続きを見る


「約束のネバーランド」を無料&お得に読む方法

「約束のネバーランド」を無料で読みたい、お得に読みたい人には動画配信サービスのFODとU-NEXTの無料トライアルがオススメ!

FODの無料トライアルに申し込めば2冊無料、U-NEXTの無料トライアルに申し込めば1冊無料、 両方とも無料トライアルに申し込めば合計で3冊無料で読むことが可能なんです。

以下で詳しく説明していきますね。

①FODプレミアム

2週間無料トライアルで2冊無料

FODプレミアムはフジテレビ系の動画配信サービスです。見放題作品が50,000本以上、その内フジテレビの作品が5,000本も揃っています。(もちろんアニメ約束のネバーランドも見放題)

また電子書籍も豊富で、無料で読める漫画は常時400冊以上も用意されてます。

FODの2週間無料トライアルに申し込めば動画を楽しめることはもちろん、有料の漫画を2冊無料で楽しむことができるんです!

まずトライアル申し込み時に100ポイントもらえます。 そして毎月8のつく日(8日、18日、28日)には400ポイントごともらえます。

たとえば8日に2週間トライアルに申し込んだ場合、最初に100ポイント、8日に400ポイント、 18日に400ポイントの計900ポイントが必ずもらえます。

FODでは「約束のネバーランド」は1冊418~437ポイントで購入できるので、2冊分は確実に購入できるというわけです。

トライアルが終わってもお得に漫画が読める!

トライアルの2週間が終わると、月額976円(税込)でそのままサービスを利用することができます。 (サービスの利用を続けない人は、トライアル期間中に自分で解約することが必要です。)

引き続き、毎月100ポイント+8の付く日(8日、18日、28日)に400ポイント=1300ポイントがもらえるので、約束のネバーランドであれば2~3冊は実質無料で読むことが可能です。

さらに電子書籍を購入すると20%のポイント還元があります。(トライアル期間中も!)
418ポイントの漫画を5冊購入すれば、次回1冊分無料で購入できちゃいます!

月額888円(税抜)で毎月動画が50,000本以上見れて、漫画が実質2~3冊無料でポイントが20%も還元される。 お得すぎです!

FODはU-NEXTと比べると動画数は少ないですが、他の動画サービスでは見れないフジテレビの作品を楽しめたり、なんと言ってもポイント制度がお得すぎます

気になる人はぜひトライアルから始めてみてはいかがでしょうか?


②U-NEXT

31日間無料トライアルで1冊無料

U-NEXTは日本最大級の動画配信サービスです。見放題作品は約200,000本!
動画だけでなく電子書籍も豊富です。(もちろんアニメ約束のネバーランドも見放題)

U-NEXT31日間無料トライアルに申し込めば、動画の見放題だけでなく、 有料の漫画を1冊無料で楽しむことが可能です! トライアル申し込み時に600円分のポイントがもらえるからです。

U-NEXTでは「約束のネバーランド」は1冊459~480円なので、1冊分は確実に購入できます。

トライアルが終わってもお得に漫画が読める!

トライアルの31日間が終わると月額2,189円(税込)でそのままサービスを利用することができます。 (サービスの利用を続けない人は、トライアル期間中に自分で解約することが必要です。)

月額会員になれば、毎月1200円分のポイントがもらえるので、約束のネバーランドであれば2冊は実質無料で読むことが可能です。

U-NEXTはFODと比べると月額料金が高いですが、見放題の動画数は4倍です! U-NEXT限定のオリジナル作品も楽しむことができます。

かつ4アカウントまで同時視聴が可能なので、家族の誰か1人が登録していれば4端末まで同時に楽しむことができちゃいます。

動画も漫画も両方楽しみたい人にオススメです!
気になる人はぜひトライアルから始めてみてください。


③上手く活用してお得に漫画を読もう

FODとU-NEXT両方の特徴を説明してきましたが、両方を上手く利用すれば無料で3冊分楽しむことができます。

とりあえず両方ともトライアルしてみて、トライアル期間が終わる時にどちらかに絞るか、 合わなければどちらとも辞めるかは自由に決めれます。

ただし、退会するなら両方ともトライアル期間終了までに自分で解約手続きが必要なので、 カレンダーに印つけておくなり忘れないよう注意してください!

FODプレミアム2週間無料トライアル

U-NEXT31日間無料トライアル

④漫画だけを楽しみたい人は

動画は見ない、漫画だけ読みたい
そんな人にはebookとまんが王国がオススメです。

ebook

電子書籍サービスebookでは、2,000冊を超える無料漫画が常時用意されています。
たまに全巻読み放題なんてキャンペーンもしており、私は先日実際に「黒執事」という漫画を全巻無料で読みました!

無料会員登録して初めてebookにログインした人に限り、50%クーポンが配布されます。

またTポイントが使え、還元率は1%。ヤフープレミアム会員なら2%還元されます。
電子書籍サービスで多くみられる月額制ではなくその都度清算なのも使いやすいポイントです!

漫画だけを楽しみたい人にオススメ!

まんが王国


CMでお馴染みのまんが王国では常時3,000冊以上の無料漫画が楽しめます。
月額制かその都度ポイントを購入するか選べるのも大きなポイントです!

また今なら会員登録(無料)すると、半額クーポンがもらえるキャンペーンを実施中です。


これらサービスを上手く活用して、「約束のネバーランド」をぜひ読んでみてください!


-おすすめ漫画の紹介, 約束のネバーランド
-

Copyright© MINACHAYA , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.