『約束のネバーランド』19巻【ネタバレ有】グレイス＝フィールドに戻って来たエマ達の運命は？

混乱する王都を走り抜けて行くムジカとソンジュ。都の端にある寺院へと向かう。

かつては民の心の支えであった寺院。”約束”以降、王政府により信仰は歪み力を失ってしまったが、寺院への敬意は今も民の中に残っていると話すソンジュ。

中でもソンジュの先生の先生である大僧正様と四賢者は、その身を捧げて民に尽くしていた。大僧正様は”約束”直後、民の命を守るために民に教義を破るよう許した。しかしその贖罪に自らは教義を遵守し、民の安寧を祈り続けた。

民はそのおかげで今、養食人肉を食べられていると思っているそうだ。大僧正様達の犠牲と祈りが、神の怒りを鎮めてくれたのだとー

寺院に到着したソンジュが扉を開けると、そこには座禅を組み両手を合わせて祈りを捧げる鬼のミイラがあった。

人形なのか死体なのか、ムジカが考えていると、彼らが大僧正様と四賢者だと説明するソンジュ。まだ生きていると言うのだ。

生きながらにして肉体を極限状態にして、代謝や細胞分裂を止めている。つまり仮死状態だ。

ソンジュは大僧正様と四賢者を自分達の邪血で復活させ、大僧正様を王にすると話す。

蘇生が上手く行くかは分からないが、王政が崩れた今、混乱を鎮め民を導くことができるのは彼らだけ。

その言葉に同意するムジカ。

これ以上誰も死なせない。暴動も戦争も起こさせない。私達でー

一方、アジトを襲撃したピーターの元には、レグラヴァリマ女王が死んだ知らせが入っていた。そして城に設置していたカメラには、人間の子供らしき者達の姿が捉えられていた。

食用児がまだ生きていたー、この機を存分に利用してやろうと笑うピーター。

女王達が死んだのも丁度いい。玉座ならびに政権は我々がいただく。今後、この世界は我らの統括下で調停する。

残りの食用児達は必ず仲間を助けに来る。ネバーランドは終わらせない。

「片をつけよう　ＧＦ(グレイス＝フィールド)で」



ー2047年11月13日

グレイス＝フィールドに到着したピーター達と子供達。

門の柵が上がっていくと、子供達は信じられない光景に驚愕する。

そこには”ママ”が立っていた。

「出迎えご苦労　お久しぶりです　グランマ・イザベラ」

寺院では、ムジカとソンジュの血によって大僧正が目覚めていた。

驚く大僧正にこれまでのことを説明するソンジュ。話を理解し、自分にできることは何でもしようと言う大僧正。その返答を聞き、他の４人も起こそうとソンジュが提案したと同時に、外が騒がしくなる。

３人は外へ様子を見に行くと、民衆に女王や五摂家が死んだことが知らされていた。今後は四大農園と五摂家各家臣団が、合議連合の下に政治を取り仕切ると声明が発表されている最中のようだ。

女王の死亡確認にその発表、そして政権樹立の声明、行動が早すぎると感じるソンジュ。

女王や五摂家を討った賊が発表されると、広場はどよめき始める。賊として発表された人物が、かつて追放されたギーラン一派、そして邪血の一派であるソンジュとムジカだったからだ。

ソンジュとムジカは自分達を助けてくれたのになぜ、と戸惑う民衆。

兵隊達は、賊を見た者や血を分け与えられた者を牢屋へと入れていき、”処分”すると宣告。
広場は大混乱に陥る。

このままではまたあの時のように、大勢殺されてしまうー

ムジカとソンジュは走り出すも、すぐに兵や何も知らない民衆に捕まってしまう。

ー3日後

「邪血を分け与えられた者達の処分はこれで全て完了致しました」

グレイス＝フィールドにて、報告を受けるピーター。ソンジュとムジカの処刑も間もなく行われるという。

残るは脱走者だけー

アジトから連れ去った子供達の元へ向かったピーターは、ナットの縄を解く。

“ノーマン”、”エマ”、”レイ”、他にも何人もの仲間が生きてたよと報告するピーター。生きているどころか元気一杯で、女王達まで殺してしまったよ。

そう笑いながら、ピーターはナットの指を折る。

痛みで叫ぶナット。

「嘘を吐いたね」

ナットはアジトが襲われた時に、エマ達は既に死んだと偽の情報を話していたのだ。

発狂するピーターに、怖がる子供達。大丈夫だとみんなを落ち着かせるナットだったが、ピーターは更にナットの指を踏みつぶす。

もう嘘はなし。正直に答えろと言うと、”約束”は既に結んだのかと子供達に尋ねるピーター。

どんな”約束”を結んだのか。王都襲撃とどんな関係があるのか。それとも結べていないから王都を襲ったのか。

ナイフを持ちジェミマに近寄るピーターは、アンナに話しかける。

「決めた　そこの君　君が答えてくれ　今度は答えを間違うなよ？」

時は戻り、2046年1月15日。

エマ達がハウスから脱走してから２日後、ママ・イザベラは檻の中にいた。

“これでいい　私もこれでやっと・・・エマ、レイ、みんな・・・レスリー”

やっと楽になれる。そう思っていた矢先だった。

「73584　明日からお前に飼育監長(グランマ)の任を命じる」

なぜ自分が、自分は商品を守れず第３プラントも焼失させてしまった。イザベラはそう訴えるも、全ての責任はグランマ・サラにあると返されてしまう。

要はイザベラを残すか、サラを残すか。どちらが農園の将来に有益か、農園が打算したと話すピーター。

あなたの飼育成績は類を見ない、圧倒的だった。僕も農園はあなたを残すべきだと思う。

その言葉に戸惑いを隠せないイザベラ。
“やっと抜け出せると思ったのに、自由になれると思ったのに”

“もう充分　これじゃ元の地獄に逆戻り”

“私はグランマになどなりたくない”

自分の心を見透かされ混乱するイザベラに話し続けるピーター。

こちらの世界で食用児として生まれたがために、あなたのような逸材も終世、怪物共の餌。

知りたくないか、なぜ食べられる人間とそうでない人間が存在するのか。抜け出したくないか今度こそ、この地獄から運命から。

死は救いではない。自由への道では決してない。僕が本当の救いを君にあげる。連れ出してあげる。

君がこの手をとって、その頭脳を僕たちのために役立ててくれるなら。その数字も胸のチップも消して、君を真の自由にー



ー2047年11月13日

向き合って座っているピーターとグランマ・イザベラ。

夜明けまでに全員”摘み”終えるよう指示を出されたイザベラは、そのまま子供達の元へと向かう。

「ママ・・・！」

驚く子供達を抱きしめるイザベラ。子供達は泣きながらナットの指の手当てをさせてと頼むも、イザベラは素手で指の骨の位置を戻してしまう。叫ぶナット。

これで目立たずキレイに”出せる”。イザベラはそう喜ぶと、”処理”をするから最初の１０人を選ぶよう子供達に指示を下す。

もう今度こそ終わりだー

絶望する子供達だったが、突如、館内は停電。そして侵入者を知らせる警報が鳴り響く。

エマ達だ。

ー３日前

エマ達はこれから乗り込むグレイス＝フィールドの設計図を確認していた。

人質は警備などの観点から、恐らく地下２階の第２備品庫。全体の警備は鬼の常駐職員が30～40匹。プラス100人以上の人間職員(シスター)がいる。

後はラートリー家と王兵が2000。状況はかなり厳しいようだ。

そして今朝。

農園付近までやってきた子供達は、双眼鏡で警備の様子を確認。王兵は農園の外に配置されているようだ。ここまでは予想通り。

予定通り作戦を決行するエマ達。３手に分かれての侵入だ。

侵入後まずすべきは人質の奪還と安全確保。すみやかに地下２階第２備品庫を目指す算段だ。


時は戻り現在、停電した館内は予備電源に切り替わろうとしていた。

３、２、１ー

他の子供達と一緒に捕まっていたヴァイオレットは気づく。鬼の職員の後ろにはジリアンとザックが潜んでいた。

閃光弾を投げつけるザック。鬼達は目がくらみ何も見えない。その隙に子供達を誘導するジリアン。

鬼達は子供達を追おうとするも、前方には銃を構えたオリバーの姿が。オリバーは鬼の目を狙い冷静に連射していく。

子供達は走って逃げて行くも、アンナがジリアンを呼び止める。実はナットやサンディ達が”処理”のために別室へと連れて行かれてたのだ。


ガス室に閉じ込められたナットやサンディ達。

「大丈夫よみんな　すぐ終わるわ」

ガラス越しに微笑むママ。その瞬間、部屋の扉に無数の銃弾が打ち込まれる。エマとノーマン、レイだ。

扉を壊した３人はママの存在に気づくが、そのまま子供達を誘導して逃げて行く。

しかし既に出口は全て塞がれていた。そもそも容易く侵入できたのではない、”させた”のだと話すピーター。

どう逃げればいいのかと心配する子供達をよそに、在庫保管庫へと誘導していくエマ達。そして扉を完全に閉めてしまう。

そもそも逃げるつもりなんてないのだ。

「今からＧＦ(グレイス＝フィールド)を占拠する！！」

子供達が立て籠もったことに驚くピーター達。外からは爆発音が。外橋が崩落したのだ。

恐らく立て籠もったのは一部、目的は人質の確保と隔離だと話す鬼の職員。保管室の人質は後で良い。まずは侵入者ー

「見つけて殺せ　全員だ」

合図と共に部屋の外へと飛び出していくエマやノーマン、ドンやギルダ達。西と東に分かれて走って行くが、地下２階は封鎖されてしまう。

鬼に囲まれたエマ、ノーマン、レイの３人。ガスが撒かれるのか、全ての部屋がシャッターで塞がれていく。

行き止まりだと告げる鬼に、それはどうかなと返すノーマン。

その瞬間、上がっていくシャッター。ヴィンセントやナイジェル達が制御室を乗っ取り、遠隔操作で操っているのだ。

敵の居場所もカメラで丸見えだ。ノーマンに敵の位置を全て知らせるヴィンセント。情報を受け取ったノーマンは無線で全員に敵の位置を知らせていく。

ピーター・ラートリーの居場所も確認できたヴィンセントは、すぐさまノーマンへ。

エマ達３人はピーターのいる地下１階応接室へと急ぐ。

しかしシステムジャックをしていたヴィンセント達の居場所が鬼達にバレてしまう。そろそろ隠れなきゃと焦るハヤトに、あと少しだと返すヴィンセント。

自分達がしくじれば食用児全員が負ける。自分達に作戦の成否がかかっているのだ。自分は自分のやるべき仕事をやりきるー

ヴィンセントが、できたと声を上げたと同時にダウンしていくシステム。これで暫くは敵も動かせない。狙うべきクビはピーター・ラートリーだ。


エマ達は地下１階の応接室へと辿り着く。しかし扉を開けるとそこには誰もいなかった。

どうなっているのかー

ヴィンセントへ無線で話しかけるノーマン。しかし応答したのはピーター・ラートリーだった。

ラダム壊滅に女王・五摂家は皆殺し、王政崩壊。ここへの侵入も上手くやった。食用児にしては上出来だ。しかし自分はそこにはいない。映像はダミーだと話すピーター。

ヴィンセント達はどこなのかと問うノーマンに、生きてここにいると返すピーター。拘束された上で銃をつきつけられていた。

「君達の負けだよ」

鬼ごっこは終わり。システムを復旧しているから、人質がいる在庫保管室のロックも開錠される。王都もだ。

ソンジュとムジカを３日前に捕らえ、間もなく処刑すると告げるピーター。驚くエマ達。

邪血で助けた民衆も全て殺した。政権は我々の”指導”の下、現四大農園と五摂家各家臣団との合議連合体制で既に引き継いでいる。

ラダムも復活させる。今後は全ての農園をラダム型に一本化して、夢も希望も意志も長命も食用児には持たせない。

「礼を言おう　君達のおかげで世界は変わるー図らずも　””僕”の望む未来にね」

そう言って笑うピーター。システムも復旧し、残すは在庫保管庫のロックの解除のみ。

しかし万一の事態のため、ヴィンセントがパスコードを三重にかけていた。パスコードを言えとピーターに銃を突きつけられるも、死んでも教えないと返すヴィンセント。

自分達に構わず作戦を完遂しろと叫ぶヴィンセントに、絶対全員で生き残るんだと返すノーマン。

こいつらだけには未来を渡してはいけない。最後は友としてあんたを勝利に導きたいー

「これでいい！進め！！”ノーマン”！！」

その瞬間、鳴り響く銃声。倒れるヴィンセント。

「僕は食用児(おまえたち)の父　創造主(パパ)なんだぞ」

反抗期にはもううんざりだと叫ぶピーター。

その後ろにはいつの間にかオリバーの姿が。ザックやジリアン、アイシェも一緒だ。

銃をピーターに突きつけるオリバー。

“パパ”？笑わせるなー

「お前達は俺達の父親じゃない！！」

農園さえなければ家族は友達は、殺され食われることはなかった。お前がいなければあんな猟場なんてなかったし、お前達さえいなければ世界はこんなじゃなかった。

お前のせいでどれだけ死んだ。お前達のせいでどれだけが涙した。

“父親”？ふざけるな

俺の父親は、俺達の父親はー

“お前などでは断じてない”

「跪け　ピーター・ラートリー」

ヴィンセントに駆け寄るドン。倒れていた上体を起こすと苦しそうに息をするヴィンセント。急所は外れたようだ。

実はヴィンセントがシステムをダウンさせている間、ハヤトは先に行って退路を確保するよう頼まれていたのだ。そしてもし万一、ヴィンセントやナイジェル達が逃げ遅れた時にはここへは戻らずに、オリバー達と合流するよう決められていた。

無線のやり取りにてヴィンセント達が捕まったことを知ったハヤトは、その約束通りオリバー達と合流していたのだ。

無線で状況を伝えるドン。自分達も制圧完了だとレイが返す。

「お前の負けだ」

ピーター・ラートリーに銃を突きつける子供達。

しかしその後ろから、銃を構えた大勢のシスター達が迫っていた。その中にはグランマ・イザベラの姿も。

外は楽しかったかとエマに銃を向けながら尋ねるイザベラ。

抗って抗って抗って抗って、どれだけ足掻いても最後には必ず”こう”なるのに、また絶望はやってくるのに、あなたは、あなた達は戻ってきた。

懲りもせず、これがその結果ー

「すばらしいわあなた達全員　満点(フルスコア)よ」

エマに向けていた銃をピーター・ラートリーに向けるイザベラ、そしてシスター達。

エマ達もピーターも驚きを隠せない。イザベラ達はピーターを裏切ったのだ。



ー2047年11月13日(エマ達の侵入時刻少し前)

グランマ・イザベラはシスターを全員集めていた。

２年前の脱走者が今日明日中にここに攻め込んで来る。今階上ではその備えで大忙し。

上からの通達を知らせるイザベラ。

「私は農園を裏切るわ」

その言葉に驚くシスター達。

何の冗談でと笑うシスターに冗談ではないと返すイザベラ。グランマになって１年と１０か月、ずっとこの時を待っていたのだと話し始める。

この狭い農園で支配者側にしがみつき続けることこそが自分達の生きる道。それが前グランマ・サラの教えであり、自分達はそうしてママをグランマを目指してきた。

でも現実にグランマ・サラはどうなったか。あっけなく出荷された。競って蹴落として頂点に登りつめてさえ、自分達は家畜にすぎなかった。

イザベラの言葉に今までを振り返るシスター達。

この服従に未来なんてない。自由をぶら下げて恐怖を見せつけられているだけ。


グランマにならないかー

ピーターに推薦されたイザベラは、ピーターの手を取った。

しかしそれはピーターや鬼達のためではない。子供達のため。

エマ達は必ず戻って来る。その時に子供達の力になれるようにと手を取ったのだ。

もう誰にも囚われない。

抜けがけの密告をしたければ止めない。無理強いもしない。静観したければしていればいい。でももし私とともに立ち上がるならー

「とびっきり面白いものを見せてあげる」

シスター達に語りかけるイザベラ。そしてシスター達の答えはー


ピーターを取り囲み銃を向けるシスター達。

ママが味方になったのか、なぜー

戸惑う子供達に勘違いしないでと言うイザベラ。

たまたま利害が一致しただけだと続ける。しかし内心は、子供達を思い切り抱きしめたかった。

許してもらおうなんて思っていない。だって私が自分を許せないから。だからあなたは私を憎んだままでいい。私を”ママ”なんて呼ばなくていいー

「ありがとう　お母さん(ママ)」

エマはそう言いながら銃を手に取り、ママの横へと並ぶ。

子供達とシスター達全員に銃を向けられたピーターは、突如大声を出す。近くにいたシスターの武器を奪い、周りに発砲。そのまま逃走してしまう。


まだ何か手はあるはずー

ピーターは農園の周りに待機している王兵に連絡を取るも、外橋が壊されているためすぐには行き来できないと返されてしまう。

切電したピーターの元に王都より連絡が入る。

「・・・は？」



王都では今まさにソンジュとムジカが斬首されようとしていた。

ごめんね、エマ、レイ、みんなー

ムジカが諦めたその時、広場の民衆がざわつく。そこにはレウウィス大公の姿があった。

跪く王兵達。周りを見渡し状況を把握するレウウィス。

さしずめラートリーの小童(こわっぱ)にでも上手く乗せられたのだろう。そう溜息をつくと、処刑台へとのぼりソンジュへと近づく。

そしてソンジュの体を突如斬り裂くレウウィス。

「諸君！！見給え」

レウウィスは民衆の目を自分に向けさせると、これが邪血だと言い、ソンジュの血を飲み始める。

驚く民衆や王兵達。

邪血は断じて病毒などではない。あれは自分の姉、レグラヴァリマの出任せだと話し始めるレウウィス。

農園による民への絶対支配に”邪血”の力が邪魔だったこと。そして民が飢えている傍らで、王家や五摂家はとうの昔に邪血の力で不退の体を手にしてたことを説明していく。

“この二人は賊どころか、民を救おうとした英雄だ。”

レウウィスのその言葉になぜ、と尋ねるソンジュ。

らしくはない。だが政治を押し付けていた相手は全員世を去った。とはいえ人間の言いなりでは見過ごせない。

「あとはまぁ・・・なんとなく・・・だね」

エマやユウゴの姿が脳裏に浮かぶレウウィス。

真の賊徒は女王・五摂家。そして現政権の五摂家家臣団と農園。レウウィスは、処刑を中止して国賊である現政権幹部を直ちに捕らえるよう通達。民衆は湧き上がる。

“僕が敗けた！！敗北した！！”

王都の様子を知り、打ちのめされるピーター。そこへ銃を構えたエマが現れる。

エマを見て考えを巡らせるピーター。

“約束”を結んだのは63194エマ。しかし履行はまだ、保留にしている。

エマさえ殺せば”約束”は破算。食用児の未来もブチ壊しー

「撃たないでくれ」

両手を上げて自分の負けだと話すピーターだがー